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チャン・ジャヨン文書:警察、リストが出回った経緯を捜査

元マネージャーに出国禁止命令

 女優チャン・ジャヨンさん(29)が自殺した事件について捜査を進めている警察は20日、インターネット上でいわゆる「チャン・ジャヨン・リスト」が無差別的に出回っていることを確認し、その経緯についての捜査に乗り出した。

 ネット上で出回っている「チャン・ジャヨン・リスト」は、チャンさんが酒席への同席や性的な接待を強要されたという関係者のリストで、「チラシ」と呼ばれている証券情報誌が出所とされているものの、真偽について確かめることができない状態だ。

 京畿道盆唐警察署のオ・ジヨン刑事課長は「関係者の名誉を傷つける行為を食い止めるため、ネット上の主なサイトを通じて、リストが出回った経緯について捜査している」と述べた。また、警察は「ネイバー」や「ダウム」などの主なポータルサイトの運営会社に対しても、捜査への協力を求めていく意向だ。

 一方、ポータルサイト側も自主的な規制に乗り出した。「ネイバー」と「ダウム」の関係者は「ブログやコミュニティー、コメントなどに書かれている“チャン・ジャヨン・リスト”関連の実名をモニタリングし、すべて削除している」と話している。

 また、この日盆唐署の捜査本部を訪れた京畿地方警察庁の趙顕五(チョ・ヒョンオ)長官は、「捜査班の人数を27人から41人に増やし、全国に広まった疑惑を解消するため、地位に関係なく徹底的な捜査を行っていく」と述べた。

 警察はまた、チャンさんの父親が、チャンさんの元マネージャーのユ・ジャンホ氏(29)ら7人を告訴した件に関し、ユ氏に対して出国禁止を命じた。これについて警察は「チャンさんが残した文書は“原本もコピーもすべて焼却し、手元に残っていない”というユ氏の証言は信ぴょう性が乏しい。“第3の文書”が存在しているかどうかについても捜査を進めている」と話している。

チョン・ジソプ記者

ヤン・ヒドン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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