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Dolby Lake Processor
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2008年9月
--- ドルビーラボラトリーズ社 ライブ・サウンドセクション閉鎖のお知らせ---

この度ドルビーラボラトリーズ社より、Dolby Lake Processorの製造・販売を行っているライブ・サウンドセクションを閉鎖すると共に、全製品の生産を平成20年9月末日までの発注分をもって生産完了するという通知を、急遽受け取りました。
ここに謹んで皆様へお知らせ申し上げます。

弊社といたしましては、非常に優れた性能を持ち、ご好評をいただいていた製品なだけに非常に残念に思っております。
また、ご愛顧をいただいておりますユーザーの皆様には心から御礼を申し上げます。

今後、標準となっている保証範囲を適用し、一年間のソフトウェアメンテナンスを提供させていただきます。
修理や製品に対するアフターサポート業務につきましては、お手数ですが弊社各営業担当までお問い合わせください。

取り急ぎご案内申し上げます。

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2008年6月
--- Dolby Lake Controller のヴァージョンが5.0.848に上がりました!! ---

バージョン5.0.848は、ハードウェアの追加は必要なく、ファームウェア(無料)の更新だけで、多チャンネルのデジタル伝送ができるようになるなど、より多くの機能をDolby Lake Processorに追加します。
以下が新バージョンの特徴です。

1)“Dante”と言う多チャンネルデジタルオーディオネットワークを搭載しました。”Dante”はイーサネットを介したIPスタンダードを使用する多チャンネルデジタルオーディオネットワークです。

2)新しいInpu/Output Routing機能を搭載しました。新しい出入力構成の画面は伸縮性の有るプロセッシングシステムのオーディオルーティングに未曽有の柔軟性を持たせました。

3)Virtual Frame I/O Card Configurationを追加しました。出入力構成画面で出入力カードの構成を決める事が出来る様になりました。

4)Multiple Icon Selection機能を追加しました。モジュール、グループ、アイコンコントロールメニューの時に複数のアイコンをタップしたりドラッグする事により、ワークエリア上でアイコンの素早い配置が出来ます。複数のアイコンはスクロールバーの中に戻したり、他のページにコピーしたり移動する事が出来ます。
Danteネットワーク

5)Auto Icon Arrange機能を追加しました。この機能はアプリケーションが自動で複数のアイコンが重らない様にワークエリア上に配置致します。

6)Lab Gruppen PLM10000Q networked amplifierのサポートを追加いたしました。この機能はLab Gruppen用のソフトウェアをインストールした場合のみLab Gruppenのアンプ情報が見る事が出来ます。(詳しくはLab Gruppen社に御問合せ下さい)

7)Supre Module機能を追加しました。スーパーモジュールとは複数台に亘るフレーム内のモジュールをユーザーインターフェースの中で1つの物としてコントロール出来ます。この事は実際上全てのモジュールをまとめ、同じクロスオーバーなのですが異なったプロセッサー/アンプから出力する事が出来ます。この機能は全てのDolby Lake製品で使用出来ます。特に、Lab Gruppenのアンプに有効です。

8)Sub-System機能を追加しました。1つのシステム内で幾つかのモジュール、スーパーモジュール、グループをリコールする事が出来ます。この機能はシステムファイルに最新の構成を追加する事が出来ます。

9)Virtual Recall機能を追加しました。指定されたシステム内全てのモジュールがその時呼び出されているシステム上に仮想フレームとして追加出来ます。

10)All Page機能を追加しました。1024x768ピクセルの画面上で260モジュールをスクロール無しで監視出来ます。各モジュールの状態を簡略化し、Lab Gruppenアンプの状態も付加して表示します。

11)Preset Management Utilityを独立したプログラムとして作成しました。これは簡単な掴んで落とすアプリケーションになっています。1つまたは複数のプリセットをプロセッサーへ若しくはプロセッサーから登録したり呼び出したりする事が、同じ状態のプロセッサーをまたいで行えます。その時に基本的なプリセットの安全保護も供給出来ます。

12)ファームウェアアップデートユーティリティー上でのProduct Licensing Support Services機能を追加しました。この機能は将来的の物で、DLP御購入後3年以上経過されたユーザーがソフトウェアをアップグレードしたい時にはソフトウェアの開発費の一部を負担して頂く為の機能です。プロセッサー自体は其れ迄のソフトウェア、ファームウェアで有ればそのままずっと御使い頂けます。ライセンスは新しく出るソフトウェア、ファームウェアに影響致します。

13)Batch Replace Functionalityを追加しました。この機能は複数の繋がっていない若しくは仮想のフレームと複数の繋がっているフレームを入れ替える作業を1つの画面で行えます。この機能はモジュール/複製/貼付/置換えメニューに有ります。

さらに詳しい情報は、リリースノートのページでご覧いただけます。

最新バージョンのDolby Lake Controllerソフトウェアをご希望の方は、softwaredownload request formのページに、必要事項ご入力後、Dolby社より送られてくるメールの内容にしたがい入手してください。
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2007年8月
--- Dolby Lake Processor びわ湖ホールで自然な音を強調---

大津市に位置する多目的ホール、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールで最近、スピーカーマネージメントシステムの改修が行われ、大ホール(1,848席)に5台、そして小ホール(804席)にも5台のDolby Lake Processorが導入されました。

日本最大の湖、琵琶湖の近くに建つびわ湖ホールは1998年にオープンし、音楽・オペラ・ダンス・演劇・伝統芸能などのさまざまな催し物を開いています。 

Dolby Lake Processorはここで、メインとプロセニアムのEAWスピーカーシステム用に使用されています。
びわ湖ホールの技術責任者(音響)であり、プロジェクトマネージャーでもある
押谷氏(写真右)は、「システムチューニングが完了したとき、あまりにもクオリティーの差が大きかったため、ほとんどの人が新しいスピーカーシステムに入れ替えたのだろうと思ったようです。私たちはMesa Quad EQを使ったことがあったのでその質の良さを知っていましたが、Dolby Lake Processorは特に素晴らしいと思います」と語りました。 

押谷氏はDolby Lake Processorの非対称のフィルターと、精度、そして優れた精密度を称賛しています。これらによりシステムをタイムアラインさせることができ、以前よりもずっと自然な音をスピーカーから聞けるようになりました。
押谷氏はこう付け加えます。「その他の利点として、場内の低域のパフォーマンスが大きく向上したことが挙げられます。Dolby Lake Processorを使用する前は、1kHz~2kHzの周波数帯が多少荒かったことが気になっていました。しかしDolby Lake Processorをシステムに加えたことで、今ではこの帯域がもっとナチュラルになりました。」

押谷氏
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2007年8月
--- 日本初のデジタルネットワーク・スタジアム (「Lighting & Sound International」誌の記事より)---

大阪にある長居競技場は、7台のDolby Lake Processorを含む大規模な改装を経て、完全なデジタルのオーディオネットワークとコントロールシステムを備えた、日本で初めてのスタジアムとなりました。
 
コンサルタントである株式会社アキト(京都府)の三村氏の指揮のもと、このプロジェクトは2.5kmの光ファイバーを使用したリダンダントのリングトポロジーのギガビットネットワークを経由する分配方式をとっています。 既存の音響システムの音質を大きく向上させるために、Dolby Lake Processorが選ばれました。

三村氏はこう語ります。「Dolby Lake Processorを通してデジタルオーディオをパスさせると、ジッターのパフォーマンスがかなり上がります。これは、全体的な音質に大きく影響します。これを試してみた人たちは全員、なぜシステムの音が良くなったのかを理解されましたよ。」 

メインコントロールルームにあるPCと、セカンダリーコントローラーにもなるワイヤレスのタブレットPCから制御されるDolby Lake Processorは、スタジアム全体に配置された
L-ACOUSTICSのスピーカーとCrownのアンプのクロスオーバーとローカルのディレイコントロールを行います。

 1996年に完成し、5万席を誇る長居競技場は、サッカーチーム“セレッソ大阪”のホームグラウンドです。また、今月開催される2007年世界陸上の会場でもあります。
 (2007年8月16日)
右から2人目が三村氏
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2007年7月
--- Dolby Lake Controller のバージョンが 4.2.1 に上がりました。 ---
Dolby Lake Controller のヴァージョンが 4.2.1 に上がりました。
バージョン4.2.1は、Dolby Lake Processor のネットワークに関連する2つの問題を解決するために、ファームウェアのアップデートだけを行います。(Contour / Mesa Ouad EQには関係ありません)
また、ソフトウェアであるDolby Lake Controller のアップデートは行いません。ソフトウェアのバージョンは、4.2 Build 633のままです。

改善された内容は、次の2点です。
・ DLP内のEthernet MACとPHY間の信頼性を改善しました。
・ ユニキャストでの AMX & Crestronのコントロール発信が出来るように、DLPからユニキャストのDolby Lake Processorメッセージ発信が可能になりました。
さらに詳しい情報が必要な方は、
Dolby Lake Controller インストーラー・リリースノートVer.4.2.1 ご覧ください。
Ver 4.2.1にされるには、PCを必ずインターネットに接続し、Windowsスタートメニューから\\プログラム\\Dolby Lake Controller 4.2\\ と開いていき、最後に Software Update(via Internet)を用いて、ソフトウェアをアップデートしてください。
その後、Dolby Lake Processor Firmware Update Utilityを用いて、ファームウェアのアップデートを行います。詳しくは、Dolby Lake Controller V4.1の日本語マニュアル の第19章 ファームウェアのアップグレード方法をご覧ください。(V4.1のマニュアルですが、取り扱い方法は同じです。)
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2007年5月
--- L-ACOUSTICS社 スピーカーシステムをご使用される方へお知らせ ---
Dolby Lake Controller のヴァージョン4.2で、L-ACOUSTICS社 ラウドスピーカープリセットを使用される場合は、ラウドスピーカープリセットのヴァージョンは7.6をお使いください。
最新のヴァージョンは、7.7ですが、設定値に不具合がある関係上、お奨めをしておりません。現在商品に同梱されているCD (DLC_V4_2_20Feb07)かDolby社からダウンロードした、Dolby Lake Controllerインストーラーから、L-ACOUSTICS社 ラウドスピーカープリセットはインストールされません。

必要な場合は、弊社までお問い合わせください。
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2007年3月

--- Dolby Lake Processor 製品 価格改定のお知らせ ---

この度、Dolby Lake Processor 製品の価格を、輸入原価高騰のため改定させていただくこととなりました。実施日は2007年4月1日よりとなります。
詳しくは、弊社各営業担当まで、お問い合わせください。
ご理解のほど何卒よろしくお願いいたします。
本社 TEL: 03-5600-3685 大阪営業所 TEL : 06-6391-8562
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2007年1月
--- ナイトクラブSlideが Dolby Lake Processor を導入 ---


過去ワールド・クラブ賞、ベスト・ニュー・クラブ賞、そしてベスト・インテリア・デザイン賞に輝く、サンフランシスコのナイトクラブ「Slide」がDolby Lake Processorを導入しました。

必要な機能を全て持っているのが、システムコントローラーの中で最高級 のDolby LakeのLP4D12です。
Slideで使用している音響システムは、ナイトクラブのような固定設備用ではなく、ツアー用のタフな機材を用いています。
LP4D12 には4入力、12出力、そしてベストの類に入るA/D.D/Aコンバーターが備わっています。音響担当者はタブレットPCからEQをかけられたり、作業しながらどのスピーカーシステムでも変更を加えたりすることができます。

これはダンスクラブには過剰のシステムであるかのように思えるかもしれませんが、クラブの舞台責任者であるシール氏は、このシステムは大変値打ちがあると断言します。「Lakeのデジタルシステムは音楽性からみて高度で、幅広いオペレート・レベルに対応します。ヘッドルームが大きいため、我々は非常に激しくスピーカーシステムをドライブすることができる上に、他社の多くのデジタルプロセッサーとは違って、クリッピングやディストーションを発生させずに済みます。DLPは本当に素晴らしい、音のパレットです。」
ナイトクラブ「Slide」
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2007年1月5日 

------ Dolby Lake Processor 2006年 ドーハの大会で起用される ------


12月にドーハ(カタール)で開催された、第15回アジア競技大会のオーディオディレクターを務めたブルース・ジャクソン氏は、開会と閉会のセレモニーのサウンドシステムにDolby Lake Processorを10台、Lake Contourを7台、そしてMesa EQを7台採用しました。

オーストラリアのノーウェスト・プロダクションズによって供給されたデジタル・ラウドスピーカー・プロセッサーは、最近、改修されたハイファ国際競技場でEthernetによってネットワーク化され、大規模にグランドスタックされたL-ACOUSTICS:KUDO 110台と、フライングしたAdamsonのディレイシステムを最適化するために使用されました。
ドーハ2006の開会式
左から順にイアン・シャプコット(Norwest Productions)、FOHエンジニア:スコット・ウィルサレン(Auditoria)、オーディオデザイナー:ブルース・ジャクソン、オーディオディレクター:イアン・ボールドウィン(Norwest Productions)

最近のコモンウェルスとオリンピックの開会式と閉会式でも同様の大きな分配型サウンドシステムを採用したジャクソン氏は、こう語ります。

「Ethernetを介してDolby Lake Processorを包括的にリモートコントロールするのは、非常に有益です。その素晴らしい点は、インプットを最優先できるということにあります。デジタル信号を、ネットワーク上で通信するようにセットアップできますが、アナログのバックアップ信号も送信することができます。プロセッサーをアナログインプットに自動的にスイッチさせることも、手動で切り替えるように設定することも可能なので、確実なフェイルセイフ・システムを築けるのです。」

国際オリンピック委員会の委員長であるジャック・ロッジ氏や参加した45のアジア諸国の代表、そして5万人の観衆が居並んだ開会式は、カタールの首長であるハマド・ビン・ハリーファ・アル・サーニ殿下によって総括されました。

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2006年12月12日 

------ Dolby Lake Controller が V4.1にアップされました!! ------

バージョン4.1は、より多くの機能をDolby Lake Processorに与えます。各ユーザーの皆様にはバージョン4.1へアップデートしていただけるよう、強くお薦めいたします。以下が新バージョンの特徴です。

・ 今迄のRms Limiter, Soft Clampのページが一新されLimiter Max と言う呼び名に変更。より一層ラウドスピーカー保護システムを向上させる。Limiter Maxの特徴:真のRMSリミッターの信号処理トポロジーを改良し、Attack Time, Release Timeを個別に任意の値にする事が出来る、もしくはAuto Time Constantを使用する事が出来る。

・ V 4.0迄のLimiter, Soft Clamp, Amp Clipを相対値で 決定するレベル設定を削除し、Amp Clipの機能をMeter Optionsページへ移動。Amp Clipのパラメーターは、単にメータースケールとして機能する。

・ Levels Menusを再構築し、全てのリミッターコントロールを Limiter Max と名付けた新しいサブメニューへ統合。

・ Dolby Lake ProcessorのModule Levels、PEQ、 GEQにFront Panel Edit コントロールを追加。

・ Front Panel Access Control機能に、パスワード保護を追加、システムデザイナーは、DLPフロントで設定する機能へのアクセスを個別にブロック可能。


・ フロントパネルでPEQを調整する際に、ゲインの限界をより 高め、低めに設定する事が出来るEQ Limits機能を追加。

・ 複数のネットワークアダプターが有効になっているときに Windowsで発生する既知のコミュニケーション問題の解決を促すため、ネットワークアダプターの選択を自動化。

・ フィジカルインプットミュートだけでなくチャンネルミュートの変更も含むように、Enable Mute機能を変更。

・ DLPの構成ページに似たインターフェイスで作業ができるよう、Lake ContourとMesa Quad EQの構成ページを更新。

・ Linear Phase 2 ウェイと3ウェイ・モジュールの低域 の移行帯域レスポンスを向上させる為に20msと40msのアラ インメント・ディレイ設定を追加。

・ DClipモードにプリゲイン・オフセット・レベルを、また+4dBuのReferenceモードにポストゲイン・オフセット・レベルを反映させるために、フィジカルインプットのメータリングモードを改良。

・ どのフィジカルインプットでもクリッピングを表示するように、モジュールインプットメータリングのクリッピングモードを変更。

・ DLPのフロントパネルにあるOutput Clippingのインジ ケーターをAmp ClipではなくDClipに関するクリッピング を表示するように変更。

・ Input Mixerのページにメーター表示が+4 dBuで作動するリファレンスボタンを追加。

・ DLPフロントパネルに自動のファンコントロールと温度の警告機能を追加。また、フルスピードに対するパーセンテージでファンのスピードを表示するように変更。

・ プライマリー・コントローラーの接続が断たれたら、セカンダリー・コントローラーがプライマリーになるように、セカンダリーのサインオン・オプションを変更。

・ AMXとCrestonのサポートをDolby Lake Processorに追加。

最新バージョンのDolby Lake Controllerソフトウェアをご希望の方は、softwaredownload request formのページにご入力後、入手してください。

バージョン4.1をインストール後、バグフィックスやファームウェアの改正などについて書かれたDolby Lake ControllerのRelease Notesをお読み下さい。

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2006年11月21日 

------ Lake Contour , MESA Quad EQ が生産完了に ------

この度、Lake Contour , MESA Quad EQが生産完了になりました。今後は、機能を全て継承した、Dolby Lake Processorに移行いたします。 尚、メインテナンスに関しましては、引き続き弊社にて対応させていただきます。

長い間のご愛顧に感謝させていただくと共に、ご理解のほど何卒よろしくお願いいたします。

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2006年11月7日 

--- 米国・ユージーンのファースト・バプテスト教会、世界で初めてDolby® Lake® Processorを所有する教会に ---

ドルビー・ラボラトリーズ社は本日、オレゴン州ユージーンに最近建てられたファースト・バプテスト教会が、DLPを採用した世界で最初の教会になったと発表しました。

デジタル・ラウドスピーカー・プロセッサーの拡張されたパワーと機能に魅せられ、ファースト・バプテスト教会は2台のDolby Lake Processorを最新鋭のオーディオシステムに組み込みました。新製品DLPが持つ機能のいくつかにはユニークなフロントパネル・インターフェイスであるポータルや、進歩したコンバーターデザイン、Iso-Floatグランド・アイソレーション、本物のRMSリミッティングである LimiterMax、そして柔軟なハードウェア構成といったものが含まれます。

アンダーソン・グループ・インターナショナル(AGI)のCEOで、このプロジェクトの音響デザイナーでもあるカイル・アンダーソン氏は、教会の建設に生じた遅延が思いがけず幸運な方向に働いたといいます。「工事が延期されてラッキーでした。我々のすべてのニーズを満たす、新しいDolby Lake Processorが今年の初めに発売され、同じ金額でさらに多くのプロセッシングを得られることになったのですから。」

この2台のDolby Lake Processorはメインスピーカー・システムを最適化し、コントロールするものとして使用されています。1400席ある教会のメインスピーカー・システムは、L-ACOUSTICS dV-DOSC(18台)とサブウーファー、フロントフィルから成ります。「技術スタッフを含む教会の者たちは、DLPの万能さと音質に満足し、非常にハッピーに思っています。」とアンダーソン氏は言います。

そして「また、L-ACOUSTICSの115XT HiQ 3台と112XT 2台で構成される、特別にデザインした4ゾーンをカバーするためのステージフィル・システムのプロセス用としてもDLPを使っています。教会のオペレーターはワイヤレスのタブレットPC を持ち歩き、ステージのスペースを最適化するために変更を加えていくことができます。どこからでもリアルタイムにサイドフィルを動かして音をつくれるのです。」と説明してくださいました。

アンダーソン氏によると、プロセッサーの革新的なMesa Filterによってもたらされたユニークなパラメトリック・アシンメトリカル・フィルターは、新たな基準となったといいます。また、SIAのSmaartLive  RTAソフトウェアとの統合は、素晴らしいとしか言いようがありません!」

AGIのシニアスタッフであるスティーヴ・ダイアモンド氏が、2500平方フィートある張り出し舞台で聖歌隊やバンド、大規模なオーケストラ、現代の礼拝チームに対応できるよう、可変音響設備をデザインしました。教会のサウンドスタッフはFOH、あるいは聖壇のどの位置からでもワイヤレスのタブレットPCを使って、 DLPのパラメーターを変えられます。そして、さまざまな礼拝に対応するようスピーカーシステムを最適化するためにプログラム・プリセットを追加プログラムすることもできるのです。例えば、舞台の一番後方に聖歌隊が位置しているとき、音の波面にずれが生じるのを抑えるために、プリセットでフロントフィルスピーカーにディレイをかけて補正します。別なプリセットはコンテンポラリーな礼拝サービス時には低域を増強し、サブウーファーを比較的激しくドライブすることが可能です。

アーヴィン・A・グリンバーグ。

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2006年9月18日 

--- Dolby® Lake® Processor PLASA06においてイノベーション賞を受賞 ---

Dolbyライブサウンドのアプリケーションエンジニア、ミゲル・ヘイデリックとマーケティング&セールスマネージャーのアーヴィン・グリンバーグは、PLASAの会長であるダイアナ・グラントから、PLASA06においてイノベーション賞を受けました。

この賞は、ライブイベントや固定設備、スタジオなどの複雑なスピーカーシステムをコントロールするための革新的な能力を持つDolby® Lake® Processorに対して贈られたものです。PLASA革新賞の授賞式では、音響・照明の業界において優れたデザインと開発を行ったとみなされたものに対して、合計で8つの賞が贈られました。ロンドンで開催されたこの授賞式には、特別ゲストとしてジョージ・マーティン卿も出席されました。

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2006年9月6日、サンフランシスコ 

--- ブリタニア・ロウ社、ロビー・ウィリアムスの“Close Encountersツアー” でDolby Lake Processorを13台購入 ---

ドルビー・ラボラトリーズ社は、英国を代表するPAレンタル会社のひとつであるブリタニア・ロウ・プロダクションズ(以下、BR社)がロビー・ウィリアムスの「クロウス・エンカウンターズ・ツアー」のために13台のDolby Lake Processorを購入したことを発表しました。
<注:ロビー・ウィリアムスは、元Take Thatというアイドルグループの一員だった人で、イギリスでは国民的アイドルのような存在です>

Dolby Lake Processor(以下、DLP)は、BR社が多数所有するL-ACOUSTICS V-DOSCとdV-DOSCのスピーカーシステムを特別にサポートするために選ばれました。現在、これらのスピーカーシステムのほとんどがロビー・ウィリアムスのツアーのために使われています。
BR社のツアーセールス・マネージャーであるローリー・オリバー氏は、「我が社では、最新の技術をもったベストなメーカーの製品のみを使用して、非常に高名なクライアントにサービスを提供しています。我々は市場にあるプロセッサーを広範囲に渡ってリサーチし、評価しました。そしてDLPが最も将来性のあるプロセッシング・テクノロジーを備えていると判断したのです。ドルビー社のライブサウンド・グループとそのUKでのディストリビューターであるアウト・ボード社のサポートも優れていました。」と語ります。

ロビーのツアーではDLPユニットをすべて、標準の16×16 AES3のデジタルI/Oに加えて4イン・12アウトのアナログモジュールで構成しています。システムエンジニアであるシェリフ・エル・バーバリ氏によって決められたロビーのツアーを補足する完全なスタジアム・システムは、ステージの両サイドに3台と、6ヶ所のディレイタワーそれぞれに1台配置し、FOHに8イン・8アウトのユニットを1台置いてDigicoコンソールからの様々なミックス、サブミックス信号を集めてシステム全体に分配させています。

エル・バーバリ氏は言います。「DLPシステムは私が使用してきた中で最も進化した音の良いシステムで、素晴らしいユーザー・インターフェイスを備えているうえに、オペレーターのコントロールに便利さとこの上ない可能性を与えてくれます。」

音声信号は、ステージとすべてのディレイタワーへ送られる冗長のバックアップアナログ信号と共にAES3デジタルとしてFOHから供給されます。DLPのオートセレクト機能は、AES3の音源に損失があった場合にはすぐにアナログ音源へ切り替わるよう設定されています。

Dolby Lake Controller(以下、DLC)ソフトウェアはプライマリーのDLCマスターとして機能するラックマウントしたPCで、FOHのネットワークスイッチから来るデュアル・リダンダント(二重冗長)の有線Ethernetループを経由して全ユニットと通信します。ローミング可能なワイヤレスコントロールでは、セカンダリーのDLCとして動くタブレットPCと複数の分配型ワイヤレス・アクセスポイントを通ってネットワークへリンクします。リモート・アクセスポイントをあちこちのディレイタワーに設置し、FOHのマスター・アクセスポイントへ戻してネットワークスイッチへ接続します。

また、BR社の頭にあった第一の技術的戦略は、プロダクション・サウンド・プロバイダーが他に持つ将来的な技術投資とプロジェクトの多様性に対応するDLPの発展性でした。BR社はアリーナやホールのツアーに加え、多くのスタジアムやフェスティバルイベントを扱います。しかし会社はここ何年か担当している、 主要TV局のイベント(MTVやBRITアウォードの授賞式など)の高まる要求に対応するための柔軟性も必要とします。

BR社の技術責任者であるジェリー・ウィング氏はこう語ります。「音質、操作性、頑丈なボディ、といった点における細部へのドルビーのこだわりと、物事を先に進める自由な発想の賜物ですね。」

ロビーのFOHエンジニアであるデイヴ・ブレイシー氏はもっと簡潔にDLPの魅力をまとめてくれました。「私が人生の中で聞いてきたPAで、もっとも驚嘆すべき音です。」 と

写真上*ロビー・ウィリアムスのツアークルー
左:バート・ショーンバート(FOHアシスタント)、中央:デイヴ・ブレイシー、右:シェリフ・エル・バーバリ

写真下*BR社のジェリー・ウィングとDolby Lake Processor機材

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