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松井「対戦するのが本当に楽しみ」…上原に太鼓判

02年11月、銀座で行われた優勝パレードで肩を組んで手を振る松井(左)と上原

 ヤンキース・松井秀喜外野手(34)が7日、都内で取材に応じ、巨人からフリーエージェント(FA)になった上原浩治投手(33)がヤ軍と同じア・リーグの東地区のオリオールズと基本合意したことを受け、「おめでとう、だね。まだ正式に(入団が)決まったわけではないですが、対戦するのが本当に楽しみ」と、かつてのチームメートにメッセージを送り、自分のことのように喜んだ。

 心配はしていなかった。「ここ最近の投球は見ていないから、何とも言えないけれど、上原なら大丈夫でしょう」松井は“弟分”の野球に対する姿勢や投球術を十分に理解しており、その実力に太鼓判を押した。強いてアドバイスを送るとすれば、「とにかく健康に、しっかり気を使ってほしいですね」と体調管理の徹底を挙げた。

 これまで松井は上原の夢を応援してきた。時には冷静な目を持って諭すこともあった。05年1月、ポスティングシステム(入札制度)で移籍を訴えた時は、巨人が原則的に同制度を認めていないこともあり「今回に関しては(移籍は)無理なんじゃないか」と厳しいコメントも出した。昨年4月にFA権を行使することを宣言した際は、「上原の意思を尊重したい」と機が熟したと受け止め、短い言葉で応援する姿勢を見せた。メジャーを目指す上原の長い戦いを知っていたからこそ、最初に口から出た「おめでとう」の言葉だった。

 くしくも両軍は4月6日、オ軍の本拠地でシーズン開幕戦を戦う。ともに状態良く仕上がれば、早ければ開幕カードから対戦する。巨人で時代を築いた主砲とエースの対決が、間もなく訪れる。

 ◆松井と上原の親交メモ
  ▽国際電話で情報収集 03年1月にヤンキースへ移籍した松井に、上原が「機会があれば電話で直接、生の向こうの情報を聞きたい」と希望。「いいよ。もちろん。電話代は上原持ちだけどね」と松井もジョークで応じた。
  ▽メールで心得 03年4月には松井から「エースの心得3か条」というメールが届く。「〈1〉けがには気を付けろ〈2〉いかなる状況でも我慢をしなさい〈3〉勝っている試合、楽勝の試合でも、気を抜くな」
  ▽メッセージTシャツ 04年9月にアテネ五輪から帰ってきた上原が、ヤ軍の世界一を祈願して「ゴジ松井様 私たちは銅メダルを取りました。ゴジはヤンキースで世界一を取って下さい」とメッセージ入りTシャツをプレゼント。
  ▽先発勝利を祝福 08年8月29日の横浜戦(東京D)で、上原が先発として693日ぶりに勝利したことを知った松井は「良かった。うれしいですね」とホッとした様子を見せた。

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(2009年1月8日06時04分  スポーツ報知)

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