●NIKKEI NET配信記事 NIKKEI NETは20日0700、「小沢氏聴取見送り 西松事件で地検、関与確認されず」という見出しで次の
記事を配信した。
「西松建設が民主党の小沢一郎代表の資金管理団体に違法献金したとされる事件で、東京地検特捜部が小沢氏の参考人聴取を見送る方向であることが19日、捜査関係者の話で分かった。小沢氏の公設第一秘書、大久保隆規容疑者の捜査の過程で、小沢氏の関与を示す証拠は確認されなかったという。
特捜部は捜査の進展状況を見ながら、小沢氏の聴取時期などを慎重に検討してきた。大久保秘書が逮捕容疑を否認していることなどから、検察当局は「小沢氏聴取の必要性は見当たらない」との判断に傾いたとみられる。(07:00)」
NIKKEI NETは20日01:49、「小沢氏「徹底して闘う」 検察との対決姿勢鮮明」という見出しで
次の記事を配信した。
「小沢氏は「麻生太郎首相も気づいていないだろうが、検察のひどいやり方に国会議員が屈したとすれば、次は政権与党側に来る。政権を取っても同じようなことが続くだけだ」とも語った。(01:49) 」
●NIKKEI NET、別の配信記事も NIKKEI NETは20日14:34、「西松献金システム、社内引き継ぎ案件に」という見出しで
次の記事を配信した。
「西松建設の巨額献金事件で、同社OBが代表を務める政治団体を経由して政治家側に献金するシステムは、前社長の国沢幹雄容疑者(70)=政治資金規正法違反容疑で逮捕=が考案した1995年ごろから、歴代の総務部長の引き継ぎ案件だったことが19日、同社関係者の話で分かった。国沢前社長は同社幹部らにも報告していたという。東京地検特捜部は、政治団体を隠れみのに組織ぐるみで違法な献金を続けたとみている。
国沢前社長や、民主党の小沢一郎代表の公設第一秘書、大久保隆規容疑者(47)=同=らは24日、拘置期限を迎える。特捜部は、大久保秘書らの同法違反罪での起訴に向け、週明けにも最高検や東京高検などと刑事処分の最終協議に入るとみられる。(14:36)」
●本誌編集長のコメント「NIKKEI NETの「西松献金システム、社内引き継ぎ案件に」という見出しの記事は西松側が特捜部に大久保秘書の逮捕容疑を認めていることを窺わせる内容。
読売も20日付朝刊に「大久保容疑者 献金移し西松に指示 陸山会へ03年2党合併転機」という見出しの記事もあった。両記事が事実ならいくら大久保容疑者が否認しても起訴されるのは確実。物証もあると思う
両記事は、「徹底して闘う」 検察との対決姿勢鮮明」という見出しの記事にある小沢氏の語っている内容と真っ向から対立する。
特捜部は大久保容疑者が否認しているところから、NIKKEI NETの記述している「小沢氏の公設第一秘書、大久保隆規容疑者の捜査の過程で、小沢氏の関与を示す証拠は確認されなかった」からではなく、小沢氏を事情聴取しても意味がないからだ。というのは小沢氏は検察官が調書にできる内容の供述するわけがない。だから特捜部が小沢氏の事情聴取をしなかったことが大久保氏に有利になるわけではない。間違わないでもらいたい。
しかし、小沢氏の「…、検察のひどいやり方に国会議員が屈したとすれば、次は政権与党側に来る。政権を取っても同じようなことが続くだけだ」と語ったことは、厳正公平、不偏不党の検察にとって由々しき批判だ。検察は24日、処分に至る経緯を国民に説明する必要があるのではないか」