オバマ氏の差別的発言に非難 障害者支援団体に直後に謝罪【ワシントン20日共同】オバマ米大統領は19日、NBCテレビの人気トーク番組に出演し、ホワイトハウスのボウリング施設を利用したがスコアは思わしくなく「(知的障害者のスポーツ大会)スペシャルオリンピックスのようだった」と笑いながら述べた。差別とも受け取れる発言について知的障害者の支援団体から非難の声があがっている。 米最大の知的障害者支援組織「アーク」は20日、「深く落胆し驚いた。知的障害者やその家族は不用意な発言に悲しみ、怒りすら覚えた」とする声明を発表した。 スポーツ大会の開催などで知的障害者の社会参加を促す国際組織「スペシャルオリンピックス」のシュライバー会長も同日の声明で「(不用意な)言葉は知的障害者に痛みをもたらし、彼らへの不公正な見方を定着させる」と苦言を呈した。 大統領は番組収録後にシュライバー会長に電話で謝り、会長は謝罪を受け入れたが、アークは「オバマ氏は大統領選期間中から障害者問題に深くかかわる姿勢を示してきた」と強調。社会的弱者への配慮を唱える大統領の言行不一致を指摘した。 CNNテレビ(電子版)のブログには「オバマ氏に投票し、献金もした。でも、わたしにはダウン症の息子がいる。大統領の発言に心底腹を立てている」との母親の声が寄せられた。 【共同通信】
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