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女子フィギュアスケート・浅田真央(18)=中京大中京高=のライバル、金妍兒(18、キム・ヨナ)=韓国=が2月の四大陸選手権での試合直前の練習中に日本選手から進路妨害を受けたと、韓国メディアが報じたことに対し、日本スケート連盟は19日、金への直接の事情聴取も含め、事実関係の調査と解明を求める文書を韓国連盟に提出することを都内理事会で決め、同日、送った。
発端は韓国のテレビ局SBSが14日に報じた金のインタビュー。韓国国内で波紋が起き、週明けの16日からは日本連盟の事務局に日本のファンから「選手も守れないのか」「なぜ抗議をしない」など毎日メールで50通以上、電話で約20件の抗議が殺到し日本連盟も看過できなくなった。一連の騒動は、国際連盟(ISU)に報告することも決定。理事会では「日本の選手が意図的に妨害行為をした事実はない。韓国連盟、金選手から抗議を受けたり、ISUから警告を受けた事実もない。大変困惑しており、遺憾である」とする異例の声明も発表された。
23日には2010年バンクーバー五輪の国枠を争う世界選手権(米ロサンゼルス・ステープルズセンター)が開幕する。大一番を前に、土俵外でボッ発した因縁に、吉岡伸彦強化部長は「日本選手の名誉にかかわる。韓国連盟には金選手への事情聴取も含め世界選手権前に、事実を明らかにしてほしい」と話した。
(2009年3月20日06時01分 スポーツ報知)