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2009年3月20日(金) 19:20 |
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新たに27件が登録有形文化財に
岡山・香川の歴史的建造物27件が、国の登録有形文化財に新たに登録されることになりました。
雪舟が幼少の頃修行した寺として知られる総社市の宝福寺の仏殿や山門、秋葉宮本殿など、12棟6基が登録されることになりました。 禅宗様式の大型仏殿の数少ない例であることなどが評価されました。 また、倉敷市の若竹の園保育園舎は、レンガ敷のテラスと園庭との一体感や、簡明で優美な園舎である点などが評価されました。 津山市河辺の清水家住宅の主屋や納屋などの4棟は、主屋の吹き抜け天井の梁組が湾曲した太い丸太を格子状に組んであり、見応えのある点などで登録されます。
香川県内では、3件が国の登録有形文化財に登録されることになりました。 高松市扇町の増井家住宅は、高松と丸亀とを結ぶ丸亀街道に面して建っており、「主屋」と「書院」、「茶室」が登録有形文化財に登録されます。 江戸時代末期建築の書院と明治40年建築の主屋は2階建てで、当時の町家形式の特徴を今に伝えています。 約400平方メートルの建物は現在も使われており、庭にあたる露地、数寄屋造りの茶室「雲門庵」などは、岡山県出身の作庭家・重森三玲が手がけたものです。 国の登録有形文化財は、香川県内では306件になります。
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