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【コラム】 話し相手を無意識に安心させる「視線の逃げ場」を意識せよ!

とくに気の利いたセリフを言うわけでもないのに、一緒にいてなんだか心地の良い人というのがいる。単なる雰囲気の問題といえばそれまでだが、物腰なり表情なり、きっとどこかにプラス要素があるはず。

心理学の世界には、「パーソナルスペース」という概念がある。人が無意識に持つ警戒領域のことで、さほど親しくない他人に必要以上に接近されると、誰しも不快感を覚えるもの。居酒屋などで隣のテーブルが近くて落ち着かない…なんてケースは、知らない人があなたのパーソナルスペースに侵入しているためだ(パーソナルスペースの広さは相手との親密度によって変わる)。

これを逆手にとり、相手の警戒心を刺激しない術を身に付ければ、「なんだか感じの良い人」になれるのでは!?

『キャバ嬢カウンセラー・ミサの恋愛課外授業』(河出書房新社)などの著書を持つ、臨床心理士の加納ミサさんに聞いてみた。

「テーブルに着席する時でも、位置取りによって相手が受ける印象は変わります。たとえば真正面というのは、相手に心理的な威圧感を与えてしまいます。商談や交渉事などのシーンでは効果的ですが、友好的な場では正面はなるべく避けた方がいいですね。私たちがカウンセリングを行う際も、患者さんの正面には座らず、テーブルの角を挟んで90度の角度に座るなどの配慮をしていますよ」(加納さん)

加納さんいわく、日本人は他人の視線が苦手な人が多く、初対面の人と話す際にはとくに、「目を泳がせられる空間」を確保してやるのが相手を安心させるコツだという。人間は案外、警戒心の強い生き物なのだ。

「たとえばエレベーターの中で、人が条件反射のように文字盤を見上げたり、ケータイを取り出したりしてしまうのは、視線の“逃げ場”を探しているからです」(同)

相手と2名席に対面で座らなければならない場合などは、意図的に視線の逃げ場を用意してやるのも効果的だ。たとえば卓上のメニューをそれとなく中央に持ってくるだけでも、気まずい沈黙は緩和されるはず。メニューがなければ灰皿でもチラシでもいい。

しかし、目が合うのを避け続けるのも、かえって印象が悪い気もする。ここぞ、という視線の効果的な使い方を、『雑談力』(明日香出版社)を著した東京メンタルヘルスアカデミーの武藤清栄さんに聞いてみた。

「たとえばお詫びを述べる時の『申し訳ありません』や、お願いをする時の『よろしくお願いします』なら、頭を下げて礼をし、顔を上げた瞬間にじっと相手と目を合わせること。意外とこれができない人は多いですが、最後に視線を送ることでコミュニケーションは非常に誠意あるものになりますよ」

位置取りと視線。このふたつに配慮するだけでも、コミュニケーションは格段にスムーズになるのだ。
(R25編集部)

相手に安心感を与える間合いとは?はコチラ

※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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