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WBC:5度目の韓日戦なるか

 韓国と日本はしばらくお互いを忘れ、準決勝でそれぞれぶつかるベネズエラと米国を相手に背水の陣を敷くべき状況となった。しかし両チームとも、24日(韓国時間、以下同じ)の決勝で再び顔を合わせる可能性に負担を感じているようだ。今大会で4回対戦して結果は2勝2敗。互いに嫌気がさしているだろう。

 日本の原監督は20日の試合後、「韓国とは決勝でまた顔を合わせる可能性がある。今は準決勝で米国に勝つことの方が重要だ。韓国戦についての考えは今は口にしない方がいい」と言及を避けた。しかし「すべての試合が終わってから(韓国との試合について)議論する機会が出てくるだろう」と述べ、何かしら考えがあることをにじませた。決勝で韓国に対して確かな強みを発揮したい、とも受け取ることができる。

 この日、日本ベンチは韓国戦での勝利にもそれほど沸き立ってはいなかった。韓国戦3連敗を避けることができて幸いだったが、韓国が全力で試合に臨んでこなかったことから、勝利の快感はそれほどでもなかったようだ。

 韓国もこの日の敗北にさほど負担は感じていないようだった。金寅植(キム・インシク)監督は試合後、「きょうは勝敗にそれほど意味はない。これまで使えなかった選手を中心に起用し、こちらが勝った試合に出場した選手を温存するという戦略で試合に臨んだ」と述べた。第1ラウンドから捕手として試合に出ていた朴勍完(パク・ギョンワン)と内野手の朴基赫(パク・ギヒョク)を先発には起用せず、2-2の緊迫した状況でも鄭現旭(チョン・ヒョンウク)、鄭大炫(チョン・デヒョン)、林昌勇(イム・チャンヨン)らを登板させなかったのも、準決勝と決勝に備えたものだった。

 一方、ベスト4進出を祝ってマウンドに立てられた太極旗(韓国の国旗)が、韓国の野球関係者が知らない間に公式ホームページのオークションにかけられていた事実が後になって分かった。オークションの開始価格は250ドル(約2万4000円)。20日午後5時の時点で2人が260ドル(約2万5000円)まで価格が上がっている。終了は23日午前10時だ。

サンディエゴ=高錫泰(コ・ソクテ)記者

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朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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