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小沢氏の元秘書を聴取…高橋元衆院議員、陸山会前会計責任者

3月21日3時7分配信 読売新聞


 西松建設から小沢一郎・民主党代表の資金管理団体「陸山会」への違法献金事件で、東京地検特捜部が、小沢代表の元秘書で、同会の会計責任者だった元衆院議員の高橋嘉信氏(55)から参考人として事情聴取していたことが、関係者の話でわかった。

 高橋氏は、政治資金規正法違反容疑で逮捕された同会の会計責任者・大久保隆規容疑者(47)(公設第1秘書)の前任者にあたる。特捜部の聴取に対し、同社が献金の隠れみのに使っていた政治団体について、「西松建設のダミーとは知らなかった」などと、違法献金の認識を否定しているという。

 一方、特捜部は、小沢代表側への献金やパーティー券購入の目的などについて説明を求めるため、大手ゼネコンなどの役員や元役員からも参考人として事情聴取した。これまで、公共工事の談合に関与していた各社の東北支店幹部から事情を聞いてきたが、政治献金などには、本社の上層部がかかわっており、役員の聴取が必要と判断した。

 西松建設関係者などによると、高橋氏は1980年から小沢代表の秘書を務め、小沢事務所でゼネコン業界の窓口となっていた。95年ごろには、東北地方での公共工事の受注拡大を目指していた西松建設に献金の増額を要求。これを受け、西松側は年間2500万円前後を献金することを約束し、同年、同社が設立したダミー団体「新政治問題研究会」を利用することになったという。

 その後、高橋氏は2000年の衆院選(比例東北ブロック)に当選したため、陸山会の会計責任者などの業務は、大久保容疑者に引き継がれた。高橋氏は03年の衆院選には出馬しなかった。

 特捜部は、西松建設から小沢代表側への献金の仕組み作りの経緯などについて、高橋氏から説明を求めたとみられる。

 高橋氏は、次期衆院選で小沢代表の地元・岩手4区から立候補を目指しており、今回の事件について今月14日、「私は献金の仕組みや授受にかかわったことはなく、誰かに引き継いだこともない」などとするコメントを発表している。

最終更新:3月21日3時7分

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