2009年3月20日 21時32分
「永久機関」としか思えない発電装置が報道される
あるAnonymous Coward 曰く、
毎日新聞(神奈川版)の3月19日付記事によると、「2.6Wの電力を消費するだけで、3kWの電力を発電する装置」が開発されたそうだ。
どうしてこのように「永久機関」としか思えない発明(?)が繰り返し報道されるのだろうか? 数ある物理法則のなかでも、エネルギー保存則ほど綿密に裏付けられた法則はないように思うのだが。文系と理系の常識の断絶のなせる技なのだろうか。
毎日の記事によると、この発電装置は「特許出願中のため構造は極秘」だが、複数の永久磁石を周縁に配置したアルミ板と、その周囲のコの字形の銅線コイルにより構成され、アルミ板を始動用モーターで回転させ、高速回転し始めた段階でベルトでつないだ発電用モーターで発電する仕組みとのこと。「回転速度によっては、始動用モーターの消費電力の100〜1,000倍程度も発電可能。また始動に必要な電力は400ワットモーターなら乾電池(単3)1本でも足りる」だそうだ。まさに夢の発電機ですね(棒読み)。川崎市内の住宅展示場で3月23、24日に公開展示を行うとの情報も。
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