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NIKKEI NET

上海万博、計画縮小や工期遅れも 金融危機が影響

 【北京=戸田敬久】上海世界博覧会(上海万博)組織委員会の万季飛副主任委員は8日、記者会見で「金融危機の影響で、計画を縮小したり、工期が遅れる出展パビリオンがある」と述べた。「まだ出展を断念した国はない」としたが、金融危機の悪影響が2010年に開催される上海万博にも出始めた格好だ。

 注目を集めているのが、万博事務局とは正式な出展契約を交わしていない米国館。米国は民間資金のみで万博に出展する決まりがあり、金融危機の影響で資金が集まっていないもよう。万氏は「米国館の存在感は大きい。資金面では在米華人企業などに援助を働きかけている。オバマ政権にも期待したい」と強調した。

 上海万博は10年5月1日から10月31日まで開催。大阪万博の6400万人を上回る7000万人の来場者数を目標としている。「来場者の大半は国内客を見込んでおり、海外客の減少は影響はない」(万氏)とした。 (00:32)

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