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安重根記念館、装い新たに誕生へ

 安重根(アン・ジュングン)義士記念館建立委員会は19日、安重根死去99周年に当たる今月26日、ソウル南山公園で新たな記念館の起工式を行うと発表した。

 新記念館は、現在の記念館から南に約20メートル離れた場所に、地上2階・地下2階建て、延べ面積3779平方メートルの規模で建設される。南山公園には1970年に建てられた安重根義士記念館があるが、地上2階地下1階、延べ床面積590平方メートルと狭く、安重根の遺品、遺物すら展示できない上に施設も古く、観覧客に不便をきたしていた。

 同委員会は、新記念館を安重根死去101周年に当たる2010年10月26日に完成し、竣工式を挙行することを目指している。

 また同委員会は、記念館新築のための政府支援予算130億ウォン(約8億8000万円)を確保したが、足りない財源30億ウォン(約2億円)を集めるため、昨年から募金活動を行っている。現在まで各界各層の老若男女約2000人が募金に協力し、7億8000万ウォン(約5300万円)が集まっており、26日の起工式を契機に本格的な募金活動を展開する予定だ。

 昨年10月には、順興安氏大宗会2派が建設資金として1000万ウォン(約68万円)を、檀国大の教職員と学生1026人が2319万ウォン(約157万円)を、晋州・鳳源中の教職員と学生953人が82万4330ウォン(約5万6000円)を寄付した。また昨年12月には、ウリ銀行鍾路4街支店が1000万ウォンを、国民銀行が1億ウォン(約680万円)を寄付した。同委員会のパク・ユチョル委員長は「新記念館は国民にとって、民族教育の生きた現場となるはず。全国民の誠意を待っている」と語った。

写真提供=安重根義士記念館建立委員会

キム・ミンチョル記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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