舛添要一厚生労働相直属の「高齢者医療制度に関する検討会」(座長・塩川正十郎元財務相)は17日、75歳以上を対象とした後期高齢者医療制度の名称について「高齢者の尊厳を損なう」と指摘し、速やかな変更を求めた報告書をまとめた。
与党も、制度見直し案を4月初旬に打ち出す意向で、今秋をめどに政府・与党で最終的な見直し案を策定する。後期医療で高齢者を「75歳以上」で線引きした点については、是認する意見の一方、「65歳以上で区分」などの意見を併記した。【堀井恵里子】
毎日新聞 2009年3月18日 東京朝刊