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シリコンバレーの「核の冬」
2009-03-20
/
IT
Web2.0バブルが終わった。グーグルの大成功をみて多くの企業が参入したが、結局ものになったのはグーグルだけだった、と
Economist
誌は総括している。それはビジネスとしては「2.0」なんかではなく、ドットコム・バブルと同じ広告モデルしかなかった。そして景気の影響をもっとも受けやすい広告ビジネスは金融危機で破綻し、シリコンバレーにまた「核の冬」がやってきた。
資本主義の条件は持続的に利潤を生み出すことだが、その基盤となっている市場メカニズムは利潤を食いつぶす。
マルクス
もいったように、「商品経済は偉大なレヴェラー(水平主義者)」なのだ。利潤率は傾向的に低下し、国内で鞘が取り尽くされたあとは植民地から、そして植民地が独立するとグローバル資本主義による「経済植民地」から、それも限界が来ると金融資本主義によって・・・と絶えず新しい利鞘を追求する自転車操業が資本主義の宿命だ。
しかし利潤は市場や情報の不完全性によって生じる過渡的なレントにすぎないので、市場が効率化すればするほど速く価格は限界費用に近づき、利潤は消滅する。たとえばNTTの電話収入はピーク時には年間5兆円を超えたが、いまISPの売り上げをすべて合計しても8000億円にしかならない。利潤は独占度の増加関数であり、NTTの売り上げが大きかったのは電話が独占だったからだ。
インターネットは、市場よりさらに過激なレヴェラーだ。市場では財産権という名の独占によってレントが守れるが、ネットではすべての情報は瞬時にコピーされ、知的財産権という名の情報独占は破壊され、価格が情報複製の限界費用(ゼロ)になる。したがってインフラが効率化するとエントロピーが極大化し――新古典派経済学の想定するように――すべてが静止する
熱死状態
がやってくる。
マルクスもケインズもシュンペーターも、資本主義が拡大するとともに収穫は逓減し、長期停滞がやってくると予言した。その予言はこれまでのところ外れたようにみえるが、今回の経済危機はもしかすると、先進国では資本主義の鞘が取り尽くされ、長期停滞に入る前兆かしれない。インターネットは資本主義の死期を早めるかもしれないが、それは人々が不幸になることを必ずしも意味しない。電話がインターネットになってNTTは不幸になったが、ユーザーは幸福になった。たぶん幸福を計測する別の指標が必要なのだろう。
コメント (
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コメント
幸福の指標
(
ぽえぽえ
)
2009-03-20 12:18:54
最先端の経済学では、現時点でよくいわれる幸福の概念、例えば金銭とか、土地や所有欲、あるいは食欲や性欲を満たす生命の基本的なニーズといたもの以外に、どのような概念を幸福の指標の前提として理論を作る試みがなされているのかなどを紹介していただけると興味深いのですが。
そこら辺はどうなっているのでしょう。
Unknown
(
Unknown
)
2009-03-20 13:05:49
私個人にとっては「金銭とか、土地や所有欲、あるいは食欲や性欲を満たす生命の基本的なニーズ」よりも、仕事で山奥の3桁国道や河川の改修工事に行った時に、山々が徐々に息吹に包まれ、芽や花々が萌え出るように咲き誇ることを見ることや、愛猫をひざの上に乗せて次回のコメント欄への投稿の構想を練る時間が、幸福をかみしめるの至上の時間となっています。
このようなものは「幸福の指標」としては無意味でしょう。
Unknown
(
knutberlin
)
2009-03-20 14:26:28
実感として、鞘はまだいくらもあると思います。ただ、それに群がってバブルが起こり崩壊し、という過程の規模が拡大してきたように思います。世界規模での金融活動の調整など夢物語(FEDもECBもBISもIMFもどうせできない)と思っていたのですが、
http://www.fsa.gov.uk/pages/Library/Communication/PR/2009/037.shtml
など見ていると、そういう時代になってきたのかなという気もしてきます。
おそらく
(
タカ
)
2009-03-20 16:00:29
発展の限界と言う物に突き当たりつつ有るのでしょうかね?
限界をどこまでと見るかが大事でしょうね
Unknown
(
843
)
2009-03-20 16:42:25
インターネットは専門領域の商売でも、値段とか情報を公開してしまってますから、値崩れはするし、裁定にはもってこいの道具になります。いままで相場が成り立ってなかった分野でも、比較検討が一目でできるようになる。
ソウルフルな経済学 再び
(
ペンギン
)
2009-03-20 18:03:39
幸福の指数化は、やはりアンケート方式でしか出ないように思いますね。選挙が一種のアンケートなのかと言えば、現状では「No」と回答してしまいます。
日本の幸福感は外国に比べてかなり低いようですので、早めに手を打たないと、みんな外国に逃げちゃうでしょうね。
Unknown
(
pk-uzawanian
)
2009-03-20 18:54:35
ケインズは、資本の希少性理論を背景に、利子率が資本の限界効率表の下限を決めるので、やがて投資余地が少なくなると言っています。
利子率はボトルネックの代表であって、いずれは何かの制約に突き当たって、そこに購買力が飲み込まれることが常態化してしまうということでしょう。独占という状態もそういう制約の一つでしょう。
米英などの覇権国が固執する物流のボトルネックである海峡も、そうしたものの一つでしょう。
もっとも根本的なボトルネックは、成長や所得やフローの媒介・パイプである人間そのものです。人間の数や知識や心理が、経済循環を巨視的に見ると、ボトルネックとして存在している。灯台下暗しです。
土地の固定資産税
(
x-accountant
)
2009-03-20 19:27:50
リバタリアンも水野和夫氏のようなケインジアンも、みな言及しないが、日本のバブルもアメリカのバブルも、かなりの部分が、土地税制の誤りに由来する。
土地は埋め立てや工場の海外移転などの例外的方法でしか生産ができない。実質生産不能でありながら必要不可欠という、本来は公共財とすべき性格のものだ。固定資産税を高くして、少なくとも過剰なストックがペイしないようコストアップさせてやれば、その保有に市場原理が働く(使用者の生産性と土地の値段が比例するようになる)。そうなれば、東京の23区内の住宅地などは、大量に土地が吐き出されて、勤労者がより安価に住居を購入できるようになる(年金生活に移行したときに維持できないので、逆に一生賃貸が増えるかもしれないが、とにかく賃貸も含め住居費は安くなる)。
実際は固定資産税が低すぎて、土地を保有することによる不労所得があまりに優遇されすぎているために、その歪みが土地への過剰な投機を生んでバブルが発生する。
幸福度という点で言うなら、東京の勤労者の幸福度は間違いなく低く、その理由の半分くらいは、住居費が高いことにある。住居が安くなれば、通勤時間も短くできるし、給与が1円も上がらずとも、実質年収が1割くらいは増える。
さんざん将来世代に借金して溜め込んだ既得権者、不労所得者である土地保有者(一般庶民でも将来世代に対しては同罪)から固定資産税で金を巻き上げ、少子化対策にでもつぎ込めば、少しは世代間の不公平も無くなるだろう。まあ、これが世代間の不公平を解消するクリティカルな政策であるがゆえに、絶対に無視されるか激しい抵抗にあうかして、実現することはないのだろうけれども。しかし、実現しない限り、長期停滞社会では再分配機能が働かないので、日本人の幸福度は下がり続けるだろう。
幸福
(
まさき
)
2009-03-20 19:42:26
供給側にとっては今の値段より高く売れるのが幸福。
需要側にとっては今の値段より安く買えるのが幸福。
残念ながら「山々が徐々に息吹に包まれ、芽や花々が萌え出るように咲き誇ることを見ることや、愛猫をひざの上に乗せる」事は「趣味の問題」であって汎用性がありません。
「他人の不幸は蜜の味」とまでは言いませんが「供給側」の不幸は「需要側」の幸福(その反対も真)であることには間違いありません。
その矛盾を納得させる為に色々な市場があるのです。
従って、市場がない事象の矛盾は後を引き、場合によっては爆発します。
念のため
(
池田信夫
)
2009-03-20 21:10:37
経済は熱的な閉鎖系ではないので、「熱死」に至るというのは厳密にはおかしい。たとえ成長率がゼロになっても、毎年おなじだけの生産物が生み出されているので、これは熱的な平衡というより持続的な非平衡といったほうがいいでしょう。しかし新古典派はそう考えるのです。まぁ経済学なんて寓話にすぎないということです。
新しい利鞘
(
jayo2008
)
2009-03-20 21:24:42
お金が、最も共通で解りやすい幸福指数であることに、変わりないと思います。
一方で、レヴェラーというのは格差を是正する動きとも言えないでしょうか?
グローバル資本主義は、先進国(独占)から新興国へ富を移転させてきました。
先進国と新興国の格差がある限り、新しい利鞘はまだあると思います。これからは耐久消費財が、新興国へ普及していくことで、先進国の独占による富はNTTのように失われていくのでしょう。
幸福とは?
(
ひろ"ゆ"き
)
2009-03-20 22:43:29
池田信夫の「サイバーリバタリアン」第51回
Windows 7が示すコンピュータの歴史的転換
>Windows 7は「あまり新機能がなく物足りない」という意見もあるが、私はこの物足りなさに意味があると思う。
>今、性能への要求が絶対的に飽和したという、コンピュータの歴史はじまって以来の出来事が起こっているのだ。
>ムーアの法則によって向上したコンピュータの性能を肥大化したソフトウェアが食い潰し、それによって新しいコンピュータへの買い替えを強いる、という形でIT業界は拡大してきたが、その右肩上がりの時代が終わったのだ。
>日本の製造業は、携帯電話から自動車に至るまで、高機能・高価格の持続的イノベーションによって収益を確保してきたが、そういう市場は今回の世界不況で崩壊した。
>今後のIT産業は、個々のユーザーに最適化したサービスを無料で提供する小企業と、グローバルにインフラを保有してローコストで提供する巨大企業に二極化するだろう。
>それはあまり目立たないが、売り上げ増からコスト削減へというコンピュータの歴史が始まって以来の転換である。
モノの性能が飽和し、新製品への買い替え願望が薄くなって来たことを日々実感しています。
コンピューターの性能は私にライフスタイルであればXPで充分以上だし、クルマも今年7月に10年となる1300CCであるけれど愛着があるし充分走ってくれる。あと10年は乗りたい。
そうすれば,月数万円は浮くので金銭的な負担が少ない。
不要なモノへの願望をそぎ落とすことで、維持・管理の煩しさから開放されて清清しい、と言う思いさえある。
この頃「前年同月比マイマス‥%」、「大幅赤字で社長交代」といったニュースを聞くことが多いが、私の「幸・不幸」と乖離し始めているな、と言うのが実感である。
Unknown
(
Disequilibrium
)
2009-03-20 22:57:39
死を迎えるのは、経済そのもののことではなく、経済学のことなんでしょうね。
金融も金儲けの花形産業ではなく、ただのインフラに過ぎなくなるのでしょう。
ただ、それでは困る人たちがいるので、どうなるかわかりませんが。
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(みんなの知)
池田信夫ブログによりますと「シリコンバレーの「核の冬」」というテーマで記事が投稿されています。 昨年秋の金融危機でWebのビジネスモデ...
そこら辺はどうなっているのでしょう。
このようなものは「幸福の指標」としては無意味でしょう。
限界をどこまでと見るかが大事でしょうね
日本の幸福感は外国に比べてかなり低いようですので、早めに手を打たないと、みんな外国に逃げちゃうでしょうね。
利子率はボトルネックの代表であって、いずれは何かの制約に突き当たって、そこに購買力が飲み込まれることが常態化してしまうということでしょう。独占という状態もそういう制約の一つでしょう。
米英などの覇権国が固執する物流のボトルネックである海峡も、そうしたものの一つでしょう。
もっとも根本的なボトルネックは、成長や所得やフローの媒介・パイプである人間そのものです。人間の数や知識や心理が、経済循環を巨視的に見ると、ボトルネックとして存在している。灯台下暗しです。
土地は埋め立てや工場の海外移転などの例外的方法でしか生産ができない。実質生産不能でありながら必要不可欠という、本来は公共財とすべき性格のものだ。固定資産税を高くして、少なくとも過剰なストックがペイしないようコストアップさせてやれば、その保有に市場原理が働く(使用者の生産性と土地の値段が比例するようになる)。そうなれば、東京の23区内の住宅地などは、大量に土地が吐き出されて、勤労者がより安価に住居を購入できるようになる(年金生活に移行したときに維持できないので、逆に一生賃貸が増えるかもしれないが、とにかく賃貸も含め住居費は安くなる)。
実際は固定資産税が低すぎて、土地を保有することによる不労所得があまりに優遇されすぎているために、その歪みが土地への過剰な投機を生んでバブルが発生する。
幸福度という点で言うなら、東京の勤労者の幸福度は間違いなく低く、その理由の半分くらいは、住居費が高いことにある。住居が安くなれば、通勤時間も短くできるし、給与が1円も上がらずとも、実質年収が1割くらいは増える。
さんざん将来世代に借金して溜め込んだ既得権者、不労所得者である土地保有者(一般庶民でも将来世代に対しては同罪)から固定資産税で金を巻き上げ、少子化対策にでもつぎ込めば、少しは世代間の不公平も無くなるだろう。まあ、これが世代間の不公平を解消するクリティカルな政策であるがゆえに、絶対に無視されるか激しい抵抗にあうかして、実現することはないのだろうけれども。しかし、実現しない限り、長期停滞社会では再分配機能が働かないので、日本人の幸福度は下がり続けるだろう。
需要側にとっては今の値段より安く買えるのが幸福。
残念ながら「山々が徐々に息吹に包まれ、芽や花々が萌え出るように咲き誇ることを見ることや、愛猫をひざの上に乗せる」事は「趣味の問題」であって汎用性がありません。
「他人の不幸は蜜の味」とまでは言いませんが「供給側」の不幸は「需要側」の幸福(その反対も真)であることには間違いありません。
その矛盾を納得させる為に色々な市場があるのです。
従って、市場がない事象の矛盾は後を引き、場合によっては爆発します。
一方で、レヴェラーというのは格差を是正する動きとも言えないでしょうか?
グローバル資本主義は、先進国(独占)から新興国へ富を移転させてきました。
先進国と新興国の格差がある限り、新しい利鞘はまだあると思います。これからは耐久消費財が、新興国へ普及していくことで、先進国の独占による富はNTTのように失われていくのでしょう。
Windows 7が示すコンピュータの歴史的転換
>Windows 7は「あまり新機能がなく物足りない」という意見もあるが、私はこの物足りなさに意味があると思う。
>今、性能への要求が絶対的に飽和したという、コンピュータの歴史はじまって以来の出来事が起こっているのだ。
>ムーアの法則によって向上したコンピュータの性能を肥大化したソフトウェアが食い潰し、それによって新しいコンピュータへの買い替えを強いる、という形でIT業界は拡大してきたが、その右肩上がりの時代が終わったのだ。
>日本の製造業は、携帯電話から自動車に至るまで、高機能・高価格の持続的イノベーションによって収益を確保してきたが、そういう市場は今回の世界不況で崩壊した。
>今後のIT産業は、個々のユーザーに最適化したサービスを無料で提供する小企業と、グローバルにインフラを保有してローコストで提供する巨大企業に二極化するだろう。
>それはあまり目立たないが、売り上げ増からコスト削減へというコンピュータの歴史が始まって以来の転換である。
モノの性能が飽和し、新製品への買い替え願望が薄くなって来たことを日々実感しています。
コンピューターの性能は私にライフスタイルであればXPで充分以上だし、クルマも今年7月に10年となる1300CCであるけれど愛着があるし充分走ってくれる。あと10年は乗りたい。
そうすれば,月数万円は浮くので金銭的な負担が少ない。
不要なモノへの願望をそぎ落とすことで、維持・管理の煩しさから開放されて清清しい、と言う思いさえある。
この頃「前年同月比マイマス‥%」、「大幅赤字で社長交代」といったニュースを聞くことが多いが、私の「幸・不幸」と乖離し始めているな、と言うのが実感である。
金融も金儲けの花形産業ではなく、ただのインフラに過ぎなくなるのでしょう。
ただ、それでは困る人たちがいるので、どうなるかわかりませんが。
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