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小沢捜査 検察の混乱

 西松建設と小沢秘書逮捕に関する報道でなかなか「決定打」が出ない。検察リークも弾が尽きたのか、一斉聴取したゼネコン東北支店の古くからの談合システムや語りつくされた小沢ゼネコン疑惑が報じられる程度だ。地検特捜部の高揚した捜査状況は伝わってこない。「検察捜査が非常に苦しくなっている証拠」と司法関係者が言う。

「取り調べに対し、小沢の秘書は完全黙秘状態です。逮捕した以上は、西松の前社長の証言などを材料に来週、政治資金規正法違反で起訴はするんでしょうが、小沢本人をさらに大きな罪に問えるのかどうかは難しい。特捜部周辺の報道陣の間では、秘書の起訴だけで事件が終わるという見方も強まっています」

 そもそも、この西松事件は、長野県知事ルートを暴いて終わりのはずが、キーマンに自殺されてしまったために、あわてて小沢ルートを持ち出し、「また自殺されては困る」と、いきなり小沢秘書を逮捕したという経緯だった。が、本当にそれだけで終わりとなったら検察への大批判は避けられない。だから、検察内部では「どうするんだ」と現場の独走を問う声も上がり、足並みが乱れ始めているという。

 ゼネコン業界に近い財界人がこう言った。

「西松と小沢サイドの癒着は確かにあった。国交省の役人に頼みごとくらいしているでしょう。でも、そんなことは他のゼネコンだって、自民党の政治家だってやっている。それでも小沢に手をつけたのはなぜか。何かから目をそらしたかった。たぶん、それは日本郵政、かんぽの宿問題でしょう。あのまま掘り下げていけば、錚々(そうそう)たる財界人がお縄になっておかしくない闇が隠されている。西松事件をはるかにしのぐ政官財の癒着が出てくる。小泉改革の信奉者が多い官僚機構は、そこで保身に走った。メディアの関心と政局を切り替える必要があったのです」

「まさか」ではあるが、このまま捜査終結となったら、検察は何を言われるかわからない。

(日刊ゲンダイ2009年3月17日掲載)


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小沢一郎  自殺  西松建設  日本郵政  官僚  
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