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  2009年3月20日記載
  高速道割引の最大効果は経済対策よりETC搭載率の向上
 

Webアプリ開発トレーニングのペースが上がってきた。確実に一歩ずつ前に進んでいる。自分でイメージした動作どおり自分の力だけで動かせるようになると、これまでエラーの連続による苦痛状態が嘘のように消え、徐々に快感に変わっていくから不思議だ。こうしてプログラム作成ばかりに時間を傾注させていくと、本来やるべき事柄を置き去りしてしまわぬように注意したい。

さて、GWの道南自動車フェリーが運行する北海道航路の予約状況を昨日現在で見てみると、青森〜函館航路はGWの全後半日は深夜便を除き乗用車は予約一杯だった。 もうひとつの青函航路、大間〜函館航路は一日2便しかないのに今も空きは十分にあるようだ。やはり大半の人たちはわざわざ大間まで車を走らせることはしないということなのだろう。これだけ見ても大間航路は不採算路線であることを実感させられる。

青森港へは青森インターから程近い。途中渋滞さえなければ東京都心部から多少の休憩を入れても8時間前後で青森港に到着することができる。一方大間港へは青森市街地から一般国道のみで2時間以上かかる。この時間が一般に人には苦痛なのかもしれない。しかし繁忙期ぐらい同航路の利用者が増えてほしいし、そうでないと再び運行停止という問題が浮上してしまうだろう。

来週から始まる土日祝日の普通乗用車特別割引開始に伴い、カーショップのETCコーナーは大盛況だ。しかしETC車載器は利幅が低く店舗側からしてみれば妙味がないらしい。 だから来店してもらうお客様にはETCに加えて他のカー用品販売を是非とも「ついで買い」を誘導させて、ETC以外の売り上げを拡充したいところである。

では カーショップにとって利幅の高い商品はなんだろうか。答えはタイヤだ。タイヤ本体は実質上の標準価格販売(スポーツタイヤなど)に加え、交換工賃、廃タイヤ処分費など付随費用が発生するからうまみが多い。ところがこの一ヶ月、利益を生むタイヤ関連作業員販売とタイヤ交換作業員までもが、数多 く申し込みが殺到しているETC設置作業に人手を回すなどの対応を余儀なくされ、店舗経営側も心苦しい胸のうちを明かしている。

今回の総合経済対策の一環とする高速道路割引には、本当に経済効果があるのかという疑問符を投げかける報道が多い。確かに高速道路利用車両が増加することで、排気ガス排出量は少なからず増加するだろうし、他の公共交通機関からマイカーへの代替が進むだけで目先の効果は限定的といわれても仕方がない。しかし今回の大胆な割引政策によってETC普及率が飛躍的向上するのは間違いなく、将来の高速道路完全無料化の実現ではインターチェンジの設置スパンを短くする など、特定のインターチェンジ周辺の混雑分散化を初め、ETC利用だからこそ近くのインターから気軽に乗車できる利便性を実現させ、時間的効果など の長い目で見た効果へ直結するという考え方もある。

従ってETCだけでなく一般車両も平等にせよという意見もあるがこれは個人的にも賛成できない。全車両を対象にしてしまうとそれこそ割引導入の意味合いがなくなる。今回の割引制度をきっかけにETC搭載車両の割合が増大 させ、今のAT車並に利用率が上げれば割引効果があったと認定しても良いのではないだろうか。

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