先日、発売されたWILLの桜井よしこ氏の書かれた記事が正しかったことを示す記事が今日の毎日新聞に掲載されていた。アメリカのリベラリストの考えが良くわかる。
慰安婦問題に正義を エレン・グッドマン(米ワシントン・ポスト・コラムニスト)
日本のいわゆる従軍慰安婦問題が再び注目を集めている。マイケル・ホンダ下院議員(民主)が日本への謝罪要求決議案を提出したことと、安倍晋三首相が慰安婦に対する強制性や旧日本政府の責任を否定したことが原因だ。ホンダ議員は日系アメリカ人で,戦時中の幼いころ、米政府による日系人収容所で暮らした。彼は「安倍首相は結局、元慰安婦らがうそをついているといっている」と指摘する。慰安婦の歴史を否定した対応は日本に対する印象を、いやいやながら元慰安婦に謝罪した93年の河野洋平官房長官談話より以前に遡らせた。同時にこの問題についての長い歴史にも気づかせたのだ。(中略・世界のレイプの例を上げたあと)こうした戦争犯罪に手を染めたことのない国はほとんどない。旧日本軍も「突撃一番」と名づけたコンドームを配布し、医師を巡回させ、兵士へ計画的に慰安婦を割り当て、巨大な売春やどの管理システムを完成させた。それは明白なことなのか。米国の研究機関「アジア・ポリシー・ポイント」のミンディ・コトラー理事長は「日本にはホロコースト(ユダヤ大虐殺)を否定する勢力と同様の右翼がいる。」という。
01年日本の歴史見直し論者は教科書から戦時中の虐殺の記述を削除し、アジア諸国を憤慨させた。彼らは、歴史教育は子供たちに、自国への誇りを持たせるべきだと主張する。しかし、つらい真実を教えることこそが、子供たちに誇りを持たせることにつながることになるのではないだろうか。私たちは歴史の変わり目の中、年老いて死んでいく元慰安婦女性たちと生きている。日本が過去の責任を認め、十分に謝罪する時期はとっくに過ぎた。元慰安婦にとって、最終的な慰めはないかもしれない。しかし、正義は実現されるべきなのだ。
この文中に出てくるコトラー氏は公聴会で日本政府は公式謝罪をしたことがないとか述べている人物だと思う。この問題をユダヤホロコーストと結び付けていることは特に聞いている民主党議員は許しがたいという印象を持つであろう。事実を一つ一つ調べ上げてなどという次元ではなくなる要素であるかもしれない。
桜井よしこ氏がこのコトラー氏が次のように述べたともいっている。
「河野氏はレイムダックで、責任をもてない」人物だとし、「この問題は今日だけではなく明日の問題でもある」と強調した。上記に記したように(いやいやながらとかレイムダックであるとか)未来に悔いを残さぬためとか今後の日本のためになされた河野談話はまったく情けないものとしかとらえられていないのである。日本ではリベラルからあれほど大事にされているのに。
そして、今後の日本が何を言おうとこの談話が出たために歴史的責任や教育や追加的経済措置に対する責任を生ぜしめた。桜井氏の述べているとおりまったくの裏目に出ているということだ。呪縛以外の何ものでもないのである。
アメリカの正義はよく耳にするしどういうものをさすのかも少しはわかるつもりだが、私たちは少なくとも何が事実かを調べた上でそれに基づいたものを正義と呼びたい。そして本来これらは日本の未来のためにマスコミが明らかにし、世論を形成して関係国と対峙すべきものであったと思う。ところがマスコミはどの国の側に立っているのか良くわからない有様だ。(河野談話のいい加減さは認めざるを得ないのに)問題の出所の朝日新聞や連なる大手マスコミの罪は果てしなく重い。今このことで一番責められるべきは彼らであろうという思いがしている。だのに彼らは口をぬぐい、安倍首相を非難する始末である。訪米時の難題になると嘆いて見せたりもする。偽善もここに極まれりである。
今日28日、参院議長公邸で開かれた「桜を愛でる会」で106カ国の駐日大使を前に河野洋平衆院議長は次のように述べた。
「日本中を埋め尽くす桜の花だが色も違うし咲き方も違う。あたかも日本のお国の議論のように、その桜をお楽しみください。」
日本人が心を託す桜の花。
日本を思い散っていったかたがたが胸に秘めていた花
その花のことを決して
河野洋平氏にだけは語ってほしくはない。
by shoko011
漆間発言