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教育 子ども トピックス“授業料滞納 卒業証書渡さぬ”島根・安来高、3年150人全員に文書配布島根県安来市の県立安来高(栂瀬久男校長)が、3年生約150人全員に、保護者あてとして「授業料を期限までに全額納付しない場合、卒業証書を渡さない」と書いた文書を配布していたことがわかった。県議会一般質問で27日に取り上げられ、溝口知事は「保護者の気持ちに配慮のない不適切な文書だった」と述べた。 安来高によると、この文書は1月20日、2月に2、3月分の授業料などをまとめて引き落とすという旨とともに3年生に配布した。2006年度に2月の3年生の滞納が約20件と多かったため、事務長が発案し、昨年度から配っていた。栂瀬校長は「滞納による事務の負担を減らすために文書をつけた。経済的に余裕がなく、これを読んで不安に思う保護者もおり、配慮を欠いたと反省している」と話している。 県教委には2月上旬に指摘があり、県内の全公立高44校に04年度から08年度の5年間、同様の事例がないかを問い合わせた。その結果、七つの高校で、収入があるのに長期滞納が続く65人に文書や口頭で「納付しなければ卒業証書授与を延期する」などの通知をしていた。07年3月には県西部の1校で、滞納を理由に1人の生徒に卒業証書を渡さず、生徒は式を欠席し、後日、保護者から納付の約束を得たとして授与したことがあったという。 県教委は26日付で「未納を理由に卒業証書を授与しない取り扱いはできない」とする文書を全校に通知した。河原一朗・高校教育課長は「授業料滞納と卒業証書の授与は別問題で、卒業証書を人質に取ったと批判されても仕方がない対応だった」と話している。 (2009年2月28日 読売新聞)
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