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指揮権、創価学会…参院予算委での民主攻勢は不発に (2/2ページ)
学会攻撃は低調…
これに先だって質問に立った一川保夫氏は持ち時間の半分を公明党と創価学会の関係に費やした。ただ、この日の審議は外交・安全保障などの集中審議とされていたため、場内は与党議員のヤジで一時騒然となった。
一川氏は「公明党とそれを支える宗教団体は日本の政治を相当、おかしくしている」などと批判。さらに「公明党議員が当選すれば、参院議員は600万円、衆院議員は300万円を党に上納するのか」「創価学会の記念日にお祝い金を集めているか」などと問いただした。
民主党はこれまでも参院予算委などで公明党と学会の関係を取り上げてきた。公明党が最も嫌う学会幹部の国会招致を持ち出し、与党の足並みを乱すのが狙いだ。
この日も一川氏は公明党の斉藤鉄夫環境相の答弁が、矢野絢也元公明党委員長らの発言に食い違いがあるとして、矢野氏らの参考人招致を求めた。だが、質問内容は昨年10月に石井一副代表が行ったような衝撃には欠け、公明党からも「拍子抜けだ」「すでに答弁済み。繰り返しにすぎない」との声が上がっていた。