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社会
取引サービス実施せず 札幌のFX関連業者 会費のみ徴収(03/19 09:49)札幌の外国為替証拠金取引(FX)関連業者「オール・イン」(森克彦社長)が募集していた、会員自身の海外口座でFX取引を行うサービスが、実際には実施されていなかったことが十八日分かった。同社は「会員が海外口座を開設できなかったため」としているが、会員からは反発する声が出ている。 このサービスは同社が二〇〇七年秋ごろから募集した。同社によると、会員は自分の海外口座を開設。口座に入金された資金を東京の同社のサーバーが、自社開発したというFXの自動売買ソフトに従い運用する仕組み。 自分の口座なので残高確認や資金の引き出しが安全で自由に行えるとし、会員は二万人ほどに達した。だが、サービスは〇八年になっても始まらず、同社は同年五月末までに募集を停止した。 森社長はサービスが実施できなかったことを認め「会員が自分で海外口座を開設できなかったため」と説明。ほとんどの会員が、複雑な取引方法で資金の引き出しにも時間がかかる別のサービスに自ら移行したと強調する。この別のサービスは現在、会員の資金の引き出し業務が最長で半年近く滞っていることが判明している。 〇七年九月に申し込んだ四国在住の男性は「口座開設のための書類はすべてオール社に送ったが、翌年一月の解約まで会費だけ取られ続けた」と反発。解約の二カ月後に会費は返金されたという。
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