岡山放送局

2009年3月19日 19時43分更新

喫煙で補導の少年が大幅減


県内で去年1年間に喫煙で補導された少年の数は、たばこを自動販売機で買う際に成人かどうかを識別するICカード「taspo」が導入された効果などで、前の年よりおよそ10%減ったことが警察のまとめでわかりました。

岡山県警察本部のまとめによりますと、県内で去年1年間に非行行為をしたとして検挙されたり、補導されたりした少年の数は2万4115人で、前の年より1242人、率にして4.9%減りました。

このうち、喫煙で補導された少年は9292人で前の年より1041人、率にして10.1%減りました。

喫煙で補導された少年が減ったことについて、警察では、たばこを自動販売機で買う際に成人かどうかを識別するICカード「taspo」が去年、全国的に導入されたことが要因の1つとみています。

一方で、暴行や恐喝などの「粗暴犯」は前の年に比べて5%近く増えたほか、強盗や殺人などの「凶悪犯」は前の年とほぼ同じでした。

警察は「少年の非行行為を防止するため今後地域のパトロールにさらに力を入れていきたい」と話しています。