イントロダクション

何千年の昔、まだ文字も無かった時代から今に至るまで、世界中の諸民族に語り伝えられてきた民話・伝承は、そのほとんどがふしぎ話であるといっても過言ではありません。神・悪魔・妖精・魔法使い・あるいは人格化された動物などが生きいきと活躍する話です。

結局、こういうことではないでしょうか。誰でもふしぎな話は聞きたい。ただし、まるっきりの絵空事ではなく、それを身近な、自分のまわりで起きたとしてもおかしくない現実感をもって聞きたい。ありそうもない話をありそうに聞きたい、と言うことだろうと思うのです。 藤子・F・不二雄

上海アリス幻樂団という同人サークルをご存じでしょうか?
今巷で話題になっているキーワード「東方」。
それは和風の幻想世界を舞台に繰り広げられるスコシフシギな物語。
大長編ドラえもん のび太の東方紅魔郷はこの日本の何処かに存在する幻想世界「幻想郷」を舞台にドラえもん達が夢溢れる大冒険を繰り広げる、そんな漫画です。

私は藤子不二雄ファンサークル、ネオユーピアに10年以上前から加入しており、129.3などの会誌でたくさんの藤子ファンが持つ「ドラえ論」を読んできました。様々な意見を見ていくうちに私もドラえもんという一つの哲学に自分なりの見解というものを持つようになりました。
どこまでも遠くてどこまでも近いあの世界に、私はこの漫画作品で夢を追いかけてみたいのです。

フシギはすぐ側にある。この世界に隠れている、日常からはみ出した世界へ。

この作品は非公式のものではありますが、精一杯夢と面白さを追求し、
そして、自分は未熟ながらも藤子・F・不二雄とZUNが持つ世界の感動を皆様に少しでも伝える事が出来るように頑張りたいと思います。

よろしくお願いいたします。

サークル天つ空なるひと らくらく

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