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不正入国:戸籍見て「脱北親族なりすまし」を発案

 脱北帰国者の日本人妻らによる不正入国事件で、逮捕された日本人妻の斎藤博子容疑者(67)の子供に偽装して入国したとされる40代の中国人女(氏名不詳のまま逮捕)が、斎藤容疑者の戸籍謄本に同世代の長女の名前があるのを見つけ、なりすまし事件を発案したことが捜査関係者への取材で分かった。中国人女らは来日後、風俗関係の仕事などで千数百万円を稼ぎ、中国の親類に送金していたことも判明。大阪、千葉両府県警合同捜査本部は、金稼ぎが目的だったとみて追及する。

 捜査本部や関係者によると、斎藤容疑者は01年2月に脱北。ブローカーの案内で約1カ月かけて中国・延吉市に到着し、中国人女と夫の池青松容疑者(46)を紹介された。

 池容疑者宅では数カ月間かくまわれていた。その間、日本に帰国するためのパスポートを取得するため、中国吉林省で働いていた日本人男性を頼り、日本から戸籍謄本を取り寄せた。家族欄には60年生まれの長女(既に死亡)が記載されており、中国人女が「同世代だから、なりすませる。死んでるから発覚しにくい」と目をつけ、斎藤容疑者に偽装入国を提案したという。

毎日新聞 2009年3月10日 2時30分

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