捜査関係者によると、氏名不詳の女は池容疑者とともに千葉県柏市を拠点に風俗店で働いていた。これまでの捜査で、01年以降に11回、計約1200万円を中国に送金していたことが確認されたという。
また関係者によると、孝月容疑者も約2年半前から東京都新宿区の韓国料理店で勤務し、計約300万円を中国に送金したという。同店の経営者(38)によると、孝月容疑者は「脱北してきて兄弟がまだ北朝鮮に残っている」と周囲に話しており、中国に金を送る理由について「兄弟を呼び寄せるために1人あたり300万円ほどかかる。中国に送金すると、そこから仲間が北朝鮮に送ってくれる」と話していたという。