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【2003年5月号】

TBS

キャッチコピー「この窓は、キミのもの。TBS」に
思い込め、視聴者の身近な存在でありたいことを訴求

 「この窓は、キミのもの。TBS」――このフレーズからどんな印象を受けますか? 企業のキャッチフレーズとしては強烈な印象ではないかもしれません。しかし、じんわりと心に残るフレーズであり、多様なメッセージを含んだコピーなのです。
 今年の12月からいよいよ地上派デジタル放送が始まります。視聴者もテレビ局も大きく変化していく国家的プロジェクトの流れの中で、TBSも新しく変わろうとしています。「信頼」「まじめ」「上品」などの従来のイメージを大切にしつつ、視聴者にとって身近な存在でありたい、積極的に未来に前進していく姿勢をアピールしたい、という思いをキャッチフレーズで表しました。「窓」が意味するのはテレビのフレーム、すなわちテレビそのものです。いつも視聴者の傍らにいて、その窓からドラマ、バラエティー、ニュース、スポーツ、エンターテインメントといった様々な番組を提供することによって、夢と情報を提供していきたい、いつも期待されていたい、といった意味が込められています。
 広告のデザインは、部屋でくつろいでテレビを見ている男女の図です。無防備な雰囲気、明るい日差しが部屋(その空間)の暖かさを表しています。そして、テレビのある生活。常に身近に存在し、情報の窓は開いていることを表しています。

社内の女性スタッフがアイデア

 さて、このキャッチフレーズプロジェクトですが、社内の女性スタッフ12人が選定委員のメンバーとなり、コピーの選定、展開案などを決めました。私が所属しています宣伝部をはじめ、編成部、営業部、国際部、報道、スポーツなど各セクションから集まり、ああでもない、こうでもないと討論したものです。各自仕事を抱えながらの作業でしたのでかなり大変でしたが、楽しくてやりがいのあるものでした。このような局キャンペーンを若手の女性スタッフだけに一任するということは、会社始まって以来のことではないかと思います。この会社の体制の変化にも、TBSの現在変化進行形を感じるところです。  そして、これからもTBSは積極的に無限の情報をその「窓」から送り続けます。ぜひ、今後のTBSをご注目ください。

(編成局宣伝部 角口昌代)

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