2009年03月17日

東京都の養護学校における過激な性教育を考える 2

 「東京都の養護学校における過激な性教育を考える」に対して反論が寄せられたのでご紹介する。

「はじめまして。
今回の考え方には、反対意見を述べさせて頂きます。

養護学校が、ランクが落ちると言う理由で、落第教師が行くという見方は、あまりにも視野が狭すぎませんか?
むしろ、常識が通用しない場所だからこそ、既存の概念に捕われない対応ができなければならないのです。
だいたい、貴方はなぜ教師達が過激な性教育を行ったのか知らないのですか?
知的障害者の性交渉の問題は、十数年前からあります。
知的障害者は、性交渉を性活動という認識ができない人がいます。そのため、中学生の知的障害者が校内で性交渉を行っているという問題がありました。また、彼等はそれを性交渉と認識できず、遊ぶという認識だったのです。
そのため、教育現場では性交渉は遊びではないのですという教え方をしていたのです。
さらに言うならば、知的障害者に性交渉を教える必要がないという考え方もあるかもしれません。
しかしながら、今や、ゴールデンタイムのTVでさえ、性交渉の一遍が見れるほど情報が反乱しているのです。
また、知的障害者も、一人の立派な人間です。
性交渉をする権利があります。
したがって、教育をする必要があったのです。
今後は、一方的な見方ではなく、様々な方向から、物事を見て下さい。」(反対意見氏)

 まさにあきれ果てた見解そのものである。紹介した読売新聞社説も

「養護学校の学習指導要領解説書は、生徒の障害や発達段階を踏まえ、性に関する対応なども重視するよう求めている。」

と指摘しているが、発達段階は単に身体の発達ではないことは言うまでもない。それは情緒の形成である。それは男女間の愛情を知るということである。それがない性教育によって育成された性などは、私の敬愛する作家の柴田練三郎氏の言葉を借りればただの「動物と変わらないエンヤコラ」に過ぎない。その上でこの教員が用いていた驚くべき「教材」(PDF注意)を見てみよう。

「子宮体験袋」
「箱ペニス」
「ペニスの付いたタイツ」
「性器の模型など」

上記の教材についてはこちらを、また、「性教育」の実践風景についてはこちらをご覧いただきたい。なお、グロテスクな画像であることを念のため申し上げておく。

「スージーとフレッド」

スージーとフレッド








 いかがであろうか。このような馬鹿げた「性教育」を行う前に古今東西の恋愛小説などによって男女間の愛情を学び、情緒形成を図ることが先決であることは言うまでもなかろう。そして、偏向した教員により情緒より性を教え込まれ、心は子どものままで頭だけが大人というアンバランスな人間が作られる。したがって、これらの「創造的」な「性教育」はただの人体実験に過ぎないとも言える。このようなあきれた「性教育」によって生徒の大きな爪痕を残すことを許してはならない。



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patriotism_japan at 20:28 │Comments(3)TrackBack(0)この記事をクリップ!教育問題  | 新聞社の社説分析

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この記事へのコメント

1. Posted by どうしたものか    2009年03月18日 09:36
凪さん、はじめまして。

>古今東西の恋愛小説などによって男女間の愛情を学び、情緒形成を図ることが先決であることは言うまでもなかろう。

とのご高説ですが、知的障害のある児童生徒に、
いかようにすれば、「古今東西の恋愛小説」を読了させて、「情緒形成を図る」ことができるのか、
具体的にご開陳をお願いいたします。

2. Posted by    2009年03月18日 21:02
> 凪さん、はじめまして。
>
> >古今東西の恋愛小説などによって男女間の愛情を学び、情緒形成を図ることが先決であることは言うまでもなかろう。
>
> とのご高説ですが、知的障害のある児童生徒に、
> いかようにすれば、「古今東西の恋愛小説」を読了させて、「情緒形成を図る」ことができるのか、
> 具体的にご開陳をお願いいたします。
>

拙稿を読んでませんね。
「例示」ってわかります?
3. Posted by どうしたものか    2009年03月19日 15:22
凪さん、
がっかりさせないで下さい。

その「例示」が通用しないからこその
創意工夫じゃないのですか?

それでは、
知的障害のある児童生徒に、
どのような性教育をすべきか
ぜひ「例示」してみて下さい。

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