さて、今日18日も春到来を感じさせる陽気となりましたが、春を運んでくるといえば、センバツ高校野球でしょうか。今月21日開幕の春のセンバツ高校野球に出場する倉敷工業ナインが、きょう、甲子園に向けて出発しました。
午前6時。夜明けとともに学校へ集合した選手たち。センバツ高校野球開幕を3日後に控え、今日から選手たちは現地入りし、最後の調整に入ります。今日は、甲子園練習が午後12時半から行われたため、選手、監督ら54人で甲子園に向かいます。選手たちは野球道具や飲み物などの荷物をバスに詰め込むと、2台のバスの乗り込み甲子園へ向け出発しました。倉敷工業は、大会初日、開会式直後の第1試合で大阪の金光大阪と対戦します。
チボリ公園跡地利用問題できのう17日、石井正弘知事と倉敷市の伊東市長が会談し、市が県に求めていた財政支援や県営施設の存続について、石井知事は「県の財政支援など困難である」と正式に伝えました。
去年末閉園したチボリ公園跡地について、倉敷市の伊東市長は、一部を市民公園化し、緑のスペースを確保するための県の財政支援と、県所有のアンデルセン交流館、カルケバレン劇場の2つの施設を県において存続するよう要望していました。しかし、きのうの会談で石井知事は「いずれも困難」との、県の方針を伊東市長に伝えました。市としては今後駅北のまちづくりの観点からしっかり取り組んでいきたい倉敷市は今回の回答を受けて跡地利用案について見直しを図っていく方針です。
意見発表会には、倉敷市消防局と市内5つの消防署に勤務する20代の若手消防士11人が出場しました。出場者は、5分間の制限時間内で「住民の防災意識を高めるための防災オリエンテーリングや、子どもを対象にした防災技術競技大会の開催」「1分、1秒でも早く火災現場へ到着するための消防バイクの導入」「救命大国ニッポンにするために普通救命講習を学校教育へ導入する」など、日ごろの体験をもとに考えた消防防災業務への提言や、これからのあり方などを発表しました。守安隆一消防局長をはじめ14人が審査にあたった結果、脳梗塞で倒れた祖父が重い後遺症に悩まされた経験から、後遺症による悲劇を無くすために、救命講習と合わせて脳梗塞患者を救うための市民教育を実施することを提案した倉敷消防署の土井一郎消防士が最優秀賞に選ばれました。なお、最優秀賞の土井消防士は4月10日に岡山市で開催される岡山県大会に倉敷市消防局の代表として出場します。
県労働基準協会倉敷支部には倉敷・総社・浅口市などの2,400社が加盟しており、毎年、安全衛生表彰を行っています。今年度の「優良賞」には安全衛生に関する水準が特に良好で他の模範と認められるとして、倉敷市中畝の日明舎倉敷営業所や、倉敷市松江の山九プラントテクノ中・四国支店など3つの事業所が選ばれました。また、安全衛生水準の向上発展に貢献のあった個人に贈られる「功績賞」と「安全衛生推進賞」にはJFEスチール西日本製鉄所の佐々木倉夫さんら6人が選ばれ、前田昭宏支部長からそれぞれに表彰状が手渡されました。倉敷労働基準監督署の井上文雄署長は「労災をなくすには強い意欲が必要です。後継者に悲惨さを伝え、培ってきたノウハウを伝承してください」と呼びかけました。つづいて、受賞者を代表して優良賞に選ばれたJFE電制メンテナンス本部倉敷事業所の山本正治所長が「完全に災害をなくすため、さらなる尽力に努めます」と謝辞を述べました。
埼玉県に住む津上みゆきさんは、2003年に若手作家の登竜門といわれるVOCA(ヴォーカ)展でVOCA賞を受賞。2005年には、大原美術館主催の第1回ARKО(アルコ)により、児島虎次郎の旧アトリエに50日間滞在制作して作品を発表しています。工房イクコで開いている個展では、顔料や膠、アクリルなど多種多様な画材を用いた作品35点を展示しています。身近な風景をスケッチしたドローイングをもとに制作する津上さんの作品は、季節のもたらす光や風、匂い、湿度、温度などの気配を優しく、柔らかな色彩で表現しています。写真のような風景ではなく、画家津上みゆきさんの目がとらえた、季節の移ろいや時間の流れを感じさせる風景が広がっています。津上みゆき作品展は、今月25日まで倉敷市中央の工房IKUKOで開かれています。