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マイクロソフト、外来語カタカナ用語末尾の長音表記を変更へ
〜コンピュータ/プリンタがコンピューター/プリンターに

マイクロソフト最高技術責任者の加治佐俊一氏

7月25日 発表



 マイクロソフト株式会社は25日、外来語カタカナ用語末尾の長音表記を変更していくことを発表した。これに伴い、同日付けで説明会を開催し、同社最高技術責任者の加治佐俊一氏が説明を行なった。

OS変更に伴う文字コード等の変遷

 同社はMS-DOS 2を'83年に発売。当時のOSはマイクロソフトが提供したものをベースに、採用メーカーがカスタマイズする形になっており、文字コードについてはメーカーが独自にカスタマイズしていた。

 '93年になり、Windows 3.1/NT 3.1などをリリースするにあたり、マイクロソフトは自社ブランドでOSを発売し始めた。この時同社は、同社の標準文字セット、MSゴシック/明朝といった基本フォント、および英日翻訳に利用する日本語スタイルガイドを作成。これによって、PCが変わってもOSやアプリケーション上の文字表記が統一されることになった。

 これはWindows 95になっても踏襲されたが、この時、ユーザーインターフェイスに用いられるカタカナは半角文字を使用するようになった。これは、当時のディスプレイの解像度が800×600ドット程度であり、長いカタカナ用語を表示するのに全角では画面に収まりきらないという問題を解決するためのものだった。しかし、この時期からネットワークの普及が始まっていたため、Windows環境でフォルダ名やファイル名などにも半角カタカナが使われると、UNIXなど他のプラットフォームとの通信に支障が出るという問題が発生した。

 そこで、Windows 98/NT 4.0 SP4以降では、半角カタカナを全角カタカナに変更。あわせて、カタカナが全角文字の85%の横幅であるMS UIゴシックというフォントを用意した。そして、2007年のWindows Vistaでは、英文と同時に表示した際に見た目の統一感があるメイリオフォントを標準搭載するに至った。

 このように、Windows 3.1以降ではOSで共通の表記がなされるようになったわけだが、マイクロソフトでは「Computer」、「Selector」といった、語末が「er/ar/or」で終わる外来語について、カタカナ表記する際に2音の用語は長音符号「ー」をつけ、3音以上の場合は省くというルールを採用した。この場合、「User」は「ユーザー」となるが、「Computer」は「コンピュータ」と表記される。

 これは、マイクロソフトが自然科学/工学系、学術論文などで主に利用される、学術・JIS記述ルールを採用したからだ。

 しかしながら、国語審議会の報告を基にした内閣告示ルールでは、語末の長音表記をつけることを推奨している。新聞や放送業界では、この外来語表記に準拠しているため、3音以上の用語も「コンピューター」、「プリンター」と表記している。

学術・JIS記述ルール 内閣告示ルール

 マイクロソフトが学術・JIS記述ルールを採用したのには、ディスプレイの解像度が低く、メモリが高価で容量が少なかった当時、1文字でも減らして表記することが、OSやPCにとって有効だったことも強く影響していた。

 しかし、そういった制約が解消され、PCが広く一般に普及するに至った現在、TVや新聞などと、OSやPCのマニュアル、Webサイトなどとの間で表記が統一されていないことは、ユーザーにとって違和感を増大させている。また、アクセシビリティの観点でも、読み上げソフト等で状況によって発音が変わることに対する問題意識も高まってきた。

 テクニカルドキュメントなどの制作関係者の団体や個人で構成され、マイクロソフトも参加するテクニカルコミュニケーター協会でも、2004年に策定したガイドラインで長音表記を内閣告示ルールとあわせることを推奨。

テクニカルコミュニケーター協会会長の岸学氏

 東京学芸大学教育学部教授で、同協会会長を務める岸学氏は、「ユーザーの利便性や、言語教育上の観点からも長音表記の統一は非常に重要である」とし、マイクロソフトの対応を歓迎した。

 こういった背景を踏まえ、マイクロソフトでは今後、内閣告示ルールに準拠し、語末の長音記号をつけることを決定した。これにより、300強の用語の表記が改められる。ただし、「Outdoor (アウトドア)」、「Junior (ジュニア)」、「Volunteer (ボランティア)」など、慣例に基づいて一部変更の対象とならないものもある。

 同社では5月より日本語スタイルガイドをWeb上で公開しており、本日よりこれらの変更対象リストを追加する。

 実際に、同社製品にこの変更を適用するのは、各OS/ソフトの次バージョンからで、直近では8月に予定されているInternet Explorer 8 Beta2が対象となる。なお、今後のService Packはこの対象には含まれず、OSではWindows 7(コードネーム)以降で変更される。

 そのため、例えばWindows VistaにIE 8をインストールしている場合、表記の混在/揺れが存在することになる。マニュアルなど各種ドキュメントも、製品ごとの表記に準拠するため、マイクロソフトの全製品が次期バージョンへ移行完了するまでの間は、同様の揺れが残ることになる。

 今回の長音表記は語尾が「ar/er/or」で終わるものを対象としており、「y」で終わるもの、二重母音で終わるものについては、従来の表記を踏襲する。また、「ar/er/or」で終わる単語に「ing」がついた場合、「バッファー→バッファリング」、「フィルター→フィルタリング」というように、長音記号はなくなる。

 マイクロソフトのゲーム部門は、コンシューマ向け製品を扱っていることから、当初より「コントローラー」など長音表記を行なっている。

□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/
□ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3491
□スタイルガイド
http://www.microsoft.com/language/ja/jp/download.mspx

(2008年7月25日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]

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