サッカーのアジアクラブ王者を決めるアジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）で１８日、Ｊリーグ１部・鹿島の新人ＦＷ大迫勇也選手（１８）＝鹿児島城西高＝がプロ初ゴールを決めた。
　大迫選手の家族は、南さつま市の祖父母の家でテレビ観戦。ゴールの瞬間は大変な盛り上がりだったという。母・美津代さんは「他のメンバーについていけるか心配だった」が、その不安を吹き飛ばす大活躍。「びっくりしました。うれしい」と声を弾ませた。
　試合終了後、美津代さんは「頑張ったね」とメール。「メンバーに助けられた得点。今日からが本当のスタートなので、感謝の気持ちを忘れず、もっと長い時間出られるよう頑張ってほしい」とエールを送った。
　鹿児島城西高の恩師、小久保悟監督は遠征中の福岡県宗像市で、鹿児島に残るえりか夫人から一報を受けた。「こんなに早く使ってもらえるだけでもうれしい話。この得点で自信をつけてくれれば。本人にとっても価値あるゴールになる」と手放しで喜んだ。
　これまでレベルの高いプロの世界に悩んでいる様子もあり「腐らずに頑張れ」と激励もしたという。「周りから信頼される選手となり、得点を積み重ねてほしい」と今後の活躍を期待した。

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