2009年 3月 18日 サクラ前線駆け足　開花早まる △▼ 気象台は３回目のサクラの開花予想を発表しました。岡山、香川ともに先週の発表よりも早まり、高松市は今月２２日岡山市は今月２３日です。岡山市の後楽園に近い旭川河川敷。桜並木が続くこの場所の日当たりのよい枝には、５輪ほどですがサクラが咲いていました。１８日、岡山市、高松市ともに、気象台の職員が標本木の観察に訪れましたが、つぼみは、うっすらピンクに色づいていました。気象台によりますとサクラの開花予想は前回の発表より高松市は４日早まり２２日岡山市は３日早まり２３日で、平年より１週間ほど早くなりました。これは、先月の気温が高かったことに加えてここ数日、気温の高い日が続いたためということです。 センバツ出場の倉敷工業　甲子園練習 ▲▼ 今月２１日開幕するセンバツ高校野球に出場する倉敷工業が、１８日、甲子園練習を行いました。３４年ぶりのセンバツ出場を果たした倉工ナイン、リニューアルしたばかりの甲子園球場に元気よく飛び出していきました。グラウンドでは中山隆幸監督がシートノックを行い、内野手の連携プレーやカバーリング、外野のクッションボールの処理など、選手たちは守備を中心とした約３０分間の練習に汗を流しました。あこがれの甲子園の土を踏んだナインは、緊張からかやや固さも見られましたが、お互いに声をかけながらひとつひとつのプレーを確認していました。そして最後にエースの山崎主記投手が投球練習を行い、マウンドの状態などを確かめていました。倉工は今月２１日、開会式直後の開幕試合で、大阪の金光大阪と対戦します。 受精卵取り違え　県側は賠償額で争う姿勢 ▲▼ 高松市の県立中央病院で受精卵を取り違えたとして人工中絶した女性とその夫が香川県に損害賠償を求めた裁判で、県は賠償額について争う姿勢を示しました。訴えているのは去年９月、県立中央病院の川田清彌医師が行った体外受精で、別の患者の受精卵を誤って移植されたとして人工中絶した２０歳代の女性とその夫です。夫婦は「川田医師の重い過失により深刻な精神的苦痛を負った」として病院を管理・運営する香川県に対し約２２００万円の損害賠償を求めています。１８日の高松地裁で開かれた第１回口頭弁論で県側は「川田医師に過失はあったが重いものではない」として賠償額について争う姿勢を示しました。原告側、被告側共に和解する意向も示していて裁判は和解協議と並行して進められます。 政令市移行　県市連絡会議 ▲▼ 岡山市の政令指定都市移行に伴う県から市への事務の引き継ぎがほぼ終わり、来月１日の政令市スタートに向けてほぼ準備が整いました。１８日、岡山県と岡山市の幹部が出席して連絡会議が開かれ、引き継ぎ内容の最終確認を行いました。政令市移行に伴って県から市に引き継がれる事務は、国道や県道の管理など１５７２項目に上ります。会議では引継書の内容が事務レベルで承認され、来週中にも岡山県の石井知事と岡山市の高谷市長が引継書を取り交わすことになっています。政令市移行に合わせて岡山市では、今月３１日にＪＲ岡山駅前でカウントダウンイベントを行うほか、来月１６日に記念式典を行うことにしています。 香川県立農業経営高校　奨学金名簿を配布 ▲▼ 香川県綾川町の県立農業経営高校が、経済的な理由から奨学金を受けている生徒の名簿を制度を利用する生徒全員に配っていたことが分かりました。県立農業経営高校によりますと配られたのは経済的な理由から奨学金を受けている生徒、３５人の名前など個人情報が書かれた名簿です。今月１２日、奨学金の事務を担当している４０歳代の男性教諭が、来年度の申請書類を生徒に配る際、一緒に名簿を配布したということです。名簿を持ち帰った生徒の保護者の指摘で明らかになったもので学校は生徒に謝罪し、名簿はほぼ回収したということです。県立農業経営高校の溝渕祥民校長は、「個人情報を保護できず申し訳ない。二度とこのようなことがないよう、適切に対処したい」とコメントしています。 くまもとブランド展 ▲▽ 熊本のグルメや工芸品を集めた物産展が岡山市のデパートで始まりました。熊本の物産展が岡山で開かれるのは初めてです。会場には、特産の肉や魚を使った加工品やスイーツなど約８００種類の商品が集まっています。地元の川で獲れたアユが丸ごと入った弁当は九州の駅弁の売上や人気を競うランキングで３年連続１位に輝いた弁当とあって、開店と同時に長い列ができていました。また地元のウニを使ったコロッケやレンコンの穴に辛子ミソを詰めたカラシレンコン、特産のデコポンを使ったチーズケーキも人気を集めていました。また初日の１８日、熊本県の蒲島郁夫知事も会場に訪れ、来場者を出迎えていました。この物産展は、岡山市の岡山高島屋で今月２４日まで開かれています。