公共施設での禁煙や分煙を義務づける全国初の「受動喫煙防止条例案」が、神奈川県の県議会の委員会で可決されました。今月24日の本会議で成立する見通しです。
神奈川県の「受動喫煙防止条例案」は、18日の県議会の厚生常任委員会で、原案を修正したうえ、全会一致で可決されました。
この条例案では、学校や病院、官公庁などには「第一種施設」として禁煙を義務づけるほか、飲食店や旅館などは「第二種施設」として禁煙か分煙が義務づけられます。
違反した場合、施設の管理者には2万円の罰金が、禁煙場所でたばこを吸った人には2000円の罰金が科されます。
ただし、業界から反対が多いパチンコ店や100平方メートル以下の小規模な飲食店では努力義務にとどめる内容で、松沢知事が当初打ち出していた全面禁煙からは後退したものとなりました。(19日03:55)