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監禁事件:被害者の中国人を登録証偽造容疑で再逮捕 愛知

 不法残留の中国人がスリランカ人グループに監禁された事件で、愛知県警岡崎署捜査本部は4日、外国人登録証を偽造したとして、監禁された同県岡崎市、無職、宋翠林被告(27)=入管難民法違反罪で起訴=を有印公文書偽造容疑で再逮捕した。一方、監禁した側の岐阜県北方町、土木作業員、ウェラタンティリゲ・アソカ・ペレラ被告(42)らスリランカ人の男女5被告=逮捕監禁致傷罪で起訴=を身代金目的誘拐と強盗などの容疑で再逮捕した。

 宋容疑者の容疑は、08年11月下旬ごろ、岡崎市内のマンションで、同居する中国人女性名義の外国人登録証を偽造したとしている。

 アソカ容疑者ら5人の容疑は、2月1日午後9時ごろ、身代金を奪う目的で岡崎市内の路上で宋容疑者を車に閉じ込めて誘拐し、同居女性に電話で現金200万円を要求した上、宋容疑者からキャッシュカードを奪い、現金自動受払機で約75万円を引き出すなどしたとしている。

 捜査本部によると、宋容疑者は昨年5月、知り合いの中国人からパソコンやスキャナーなど偽造用の機材を約40万円で購入。400~500人分の外国人登録証を偽造し、約1000万円を売り上げたという。

 アソカ容疑者は以前、宋容疑者に外国人登録証の偽造を依頼したことがあり、フィリピン人客を装い宋容疑者を呼び出していた。5人は「警察に届けないと思った」などと供述しているといい、違法行為で収益を得た外国人を狙ったとみて追及する。【飯田和樹】

毎日新聞 2009年3月4日 14時02分

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