日本脳炎予防3-6歳児に再開へ 定期接種、厚労省検討会が原案2005年から事実上中断している日本脳炎の定期予防接種が、新開発のワクチンで、3-6歳の子どもを対象に今年から再開される方向となった。厚生労働省の検討会(座長・加藤達夫国立成育医療センター総長)が、18日まとめた提言原案に盛り込んだ。 検討会は厚労省で19日に開く会合で、最終的な提言をまとめる。 再開されれば約4年ぶりとなるが、新ワクチンは供給量が少なく、一部対象年齢への有効性が確認されていないため、完全な復活には数年かかりそうだ。 原案は「国内には日本脳炎のリスクが依然あり、ワクチンの役割は重要」とし、費用が公費で賄われる定期予防接種に、新ワクチンを速やかに使用できるよう求めた。 定期接種は主に幼児期に3回、9-12歳に1回の計4回受けることになっている。しかし、新ワクチンは9歳以上の子どもに対する有効性と安全性が現時点では確認されていないとして、この年代への定期接種は困難と判断。当面の供給量が少ないことも踏まえ「接種を一度も受けたことがない3歳から6歳に、優先的に最初の2回の接種を考慮する」とした。 【共同通信】
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