胡乱
胡乱とは、怪しくて疑わしいこと。不確実や不誠実なこと。
胡乱の語源・由来
胡乱は、室町時代に禅宗を通して日本に入った言葉で、「胡(う)」「乱(ろん)」ともに唐音である。
モンゴル高原で活躍した遊牧騎馬民族「匈奴(きょうど)」を「胡(えびす)」と言い、胡が中国を攻撃したとき住民が慌てふためき乱れたという故事から、「胡乱」にという語が生じたといわれる。
また、「胡」の一字で「不審」の意味があり、秩序がない意味の「乱」をつけて、胡乱になったとする説もある。
胡乱の関連語
怪しい・妖しい(あやしい) | 如何わしい(いかがわしい) | 訝しい(いぶかしい) |
胡散臭い(うさんくさい) | 疑う(うたがう) | 疑心暗鬼(ぎしんあんき) |
きな臭い(きなくさい) | けったい | ゲテモノ |
不思議(ふしぎ) | 腑に落ちない(ふにおちない) | へんてこ |
摩訶不思議(まかふしぎ) | 眉唾(まゆつば) | 未曾有(みぞう) |
乱れる(みだれる) |