またも韓国に敗れた-。
選手にとってもファンにとっても、第一ラウンドのコールド勝ちなど吹き飛んでしまうような屈辱だろう。もはや韓国相手に宿敵という言葉は適当ではない。日本は挑戦者の気持ちを持たないと、韓国に勝つ事は難しいだろう。
初回の3点が最後まで響いた今日の試合だが、日本にとっては不運な点もあった。
韓国が得点した場面はぼてぼてのゴロが上手く野手の間を抜けた形だったが、日本の当たりは野手や投手に上手く阻まれてしまう場面がいくつもあった。
ただ、だからといって悔やむだけでは当然点は入らないわけで、第一ラウンド決勝と今回の試合の内容は、とても「宿敵」という言葉など使えないような試合だった。
今大会お世辞にも好調とは言えない打線は、もっと食らいついていく気持ちを見せて欲しかった。
日本はそろそろ打線の組み換えをしてもいいのではないか。
原監督の頭には、いくつものパターンが組み込まれていると言うが、それにしては工夫が足りない。
それは選手にも言えている。この試合は選手個々から「なんとかしてやろう」という工夫が見られなかった。
原監督からは次のキューバ戦に向けて「挑戦者」という言葉が出たが、選手達にも同じ自覚を持ってもらいたい。
与えられたチャンスを活かすも殺すも、選手の意識次第ではないだろうか?
(編集部:林 裕之)
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