ここから本文エリア パチンコボーダー理論 徹底解析2009年03月17日
∞基本は「算数」 裏技なし ほとんどのパチンコは、打ち出した玉が、盤面中央にあるスタートチャッカーに入ると、三つ並んだ数字が動き出す。三つがそろえば、大当たりとなる。「7」や「3」など一定の数字がそろえば、確率変動(確変)に突入、次回の大当たり確率は、通常の約10倍まで上がる。いわゆる連チャンだ。 ■機種ごとに違う「回転率」 一般にパチンコ玉は1玉4円で借り、千円で250玉打てる。250玉でチャッカーに何回入ったかが「回転率」。機種ごとの大当たり確率や店ごとの交換率(出玉と景品を交換する割合。100円単位で計算する。40玉交換なら1玉2・5円、等価交換は4円。店ごとに違う)を加味して、収支が五分になる「回転率」を「ボーダーライン」という。計算には、確変時の大当たり確率や大当たり1回当たりの出玉数などの要素を加えて計算する必要がある。パチンコ誌に掲載されている数字を参照すると良い。 ■確率「サイコロと一緒」 パチンコ攻略マガジン専属ライターの和泉純さん(38)は「回転率」の考え方について「サイコロを振るのと一緒。いつ、何回振っても確率は6分の1。当たりを多くするには、振る回数を多くするしかない」と話す。サイコロで1の目が出れば、当たりだとする。1回で1の目を引くこともあり、千回振っても出ないこともある。だが、100回、千回と振れば、1の目が出る確率は、6分の1に近づく。確率の収束だ。千円投資して3回しか回らない台よりも10回回る台の方が、確率は早く収束する。回転率が高い方が、大当たりする可能性は高くなる。攻略マガジンの近藤泰典編集長(40)も「当たりを取る攻略法はない。高い回転率の台で投資と玉を節約することが、正攻法の攻略です」と話す。 ■ボタン、当たり無関係 近ごろのパチンコについているプッシュボタンも演出を楽しむためのもので、当たりはずれに影響はない。いつどこで、どんな状態でサイコロを振っても1の目が出る確率は6分の1で変わらないのと同様だ。「好調なサイコロ」や「サイコロ『攻略法』」がないように「よく当たる」「当たりが近い」好調台や「当たりやすくする」攻略法もない。和泉さんは「パチンコは算数です。ボーダーを上回る台を根気強く打つこと」とした上で「パチンコは絶対に打たなきゃならないというものではない。回る台がなければ打たなければ良い。節度を持って、自分の使えるお金の範囲で楽しむことが大事です」と話している。 ☆「夢より現実見て」 パチンコマガジン専属ライター和泉純さん 和泉さんは「(当たりを取るための)『攻略法』はすべてウソだと思った方がいい。たちの悪い詐欺そのもの」と話す。
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