2009年3月17日21時51分
関節リウマチの治療薬「アクテムラ」(一般名トシリズマブ)を製造・販売している中外製薬(本社・東京)は17日、アクテムラを投与した約5千症例の患者のうち、薬との因果関係が否定できない死亡が15症例あることを明らかにした。
同社によると、アクテムラは体の免疫反応を抑えて関節リウマチの炎症などを抑える。05年4月、リンパ節が腫れるキャッスルマン病の治療薬として製造販売を承認された。昨年4月、関節リウマチなどについて承認されたが、臨床試験(治験)で分からない副作用などを確認するため、厚生労働省はすべての患者の調査を義務づけた。
今年2月までの10カ月間に、4915症例のうち221症例で「重篤な副作用」があり、死亡の15症例は因果関係が否定できないとされた。
他の治療薬の副作用と際だった違いは認められないと指摘されているが、同社広報IR部は「厚労省に事実関係を報告した。医師にも改めて適正使用の徹底など注意喚起している」と説明した。