この手の陰謀論者はいつの時代にも存在します。
麻生の国会での答弁をはじめ、明白な事実として確定している問題点は
山のようにあるのに、それらについては彼らは常に目を瞑り、
"マスコミの陰謀"を声高に叫んで、自分に都合の悪いことは無かったことにしようとしています。
実際、彼らが言っているのは、"マスコミ報道を信じるな"というフレーズの連呼のみ。
"現実は これこれこういう状況なのだが、マスコミの歪曲報道のせいで
こんな風に伝えられている"という、理屈や説明は何もありません。
これは、カルトな宗教団体が構成員を洗脳するノウハウそのものです。
実際、彼らの発言に、論理的な説得力があると思われる方は、
誰にでもわかるようにそれを発信してみせていただきたいものです。
ネットという、個人発の発信メディアが現実に存在する時代に、
いまだに印象操作しかできない彼らに、それができないことは明白でしょう。
連立政権の片翼を担う某政党の機軸を為す某団体の存在。
自らの正確な知識を基にした検証を欠いた、頭を使わない馬鹿者どもの妄信。
それを鵜呑みにする輪をかけた馬鹿どもが自ら渦中に飛び込んで一部で騒いでいるだけです。
実際、ネットの外に彼らの存在と発言を拡大報道しているのは他ならぬマスコミですよ。
なぜ、マスコミは、これを握りつぶそうとしないのでしょう?
なぜ、陰謀論者はそれについて何も語ろうとしないのでしょう?
都合の良いところだけつまみ食いしているだけの彼らの言い分に、私は全く説得力を感じません。
最後に。
今回の騒動で出版社が増刷した件の本の数は、わずか3000部です。
また、その"内容"について、"ここが正しい""ここが読みどころ"という話は全く聞こえてきません。
ただ、"売れている"という話だけ。
特定の誰かが、200万円ちょっとのお金を動かせば、実現する程度のことです。
某宗教団体のトップが新刊を出す度、何人かの人(信者)が何十冊かをまとめて
レジに持ち込んで購入していくのを書店員の立場で何度か見たことのある私からすると、
この程度のこと、驚くような話では全く無いと思うのですが。