県議会の選挙区見直し問題です。県議会の定数と選挙区を決める条例案が、県議会最終日の18日、採決されます。自民党と、他の会派で意見が分かれているこの問題。自民党は、18日の採決で、異例の党議拘束をかけることを決めました。県議会の特別委員会は、3月6日、自民党以外の会派が退席する中、議員定数39、選挙区を15とする自民党の案を、18日の本会議に提出することを決めました。しかし、自民党の会派内に、この案に反対する動きがあることから、自民党は、17日党議を開き、18日の採決で、党議拘束をかけることを決めました。自民党が、条例案の採決をめぐり、党議拘束をかけることは異例のことです。(自民党・中村幸一会長)「強い意志を持って、対外的にも自民党の意志を知らしめようということ。我が党がここで頓挫したら絶対いけないというのが、圧倒的な意見」自民党議員が党議拘束を守れば、条例案は可決される見通しですが、仮に、5人以上が造反すれば、過半数に届かないおそれがあります。(自民党・中村幸一会長)「(造反は)無いことを願ってますけど、そういう時はそういう時で考えないと仕方ない、臨機応変に。懐深くやっていかざるをえない」一方、自民党以外の4会派は、定数39、選挙区を12とする統一案を修正動議として、18日の本会議に提出することを決めています。(社民党・満行潤一県議)「中山間地の配慮もしているし、広い選挙区でみんなが平等に選べる、そういう選挙区を提案してますので、県民の声に一番近い案が諸派の案だと考えています」約2年間にわたって議論されてきた定数と選挙区問題は、18日、結論が出ることになりますが、最後の最後まで大もめの展開となりそうです。
自民党の党議拘束に反発し、自民党議員3人が、新たな会派をつくると発表しました。新会派を結成したのは、浜砂守議員と徳重忠夫議員、それに、水間篤典議員の3人です。3人は、自民党が18日の採決で、党議拘束をかけることに反発して、17日、新会派、「自由民主党県民の会」を立ち上げました。17日午後5時半から記者会見に臨んだ3人は、「党議拘束をかけるのではなく、本会議で議論し、結論を出すべき」と新会派結成の理由を語りました。3人は、18日の採決で、自民党の案に反対するということです。
元役職員が背任の疑いで告訴された、エコクリーンプラザみやざきの問題です。県警察本部は、県環境整備公社が16日提出した告訴状を、17日受理しました。告訴状によりますと、2005年度、当時の役職員は、調整池が破損していることを知りながら、検査結果を合格とするウソの検査調書を作成し、公社に、完成払金として、約7100万円の損害を与えた、背任の疑いがあるとしています。被告訴人は、「2005年度当時の役職員」とされていて、人物は特定していません。警察が告訴状を受理したことで、今後、責任の所在を含めた真相の解明が、司直の手に委ねられることになりました。
17日午前、延岡市の国道10号延岡道路で、トラックがトンネルの壁に衝突し、助手席の男性が大けがをしました。事故の影響で、延岡道路は、約4時間に渡って、通行止めとなりました。これが、事故にあったトラックです。助手席など、左半分がつぶれ、大破しています。事故があったのは、延岡市天下町の国道10号延岡道路で、17日午前8時半ごろ、普通トラックが、トンネルの壁に衝突しました。この事故で、助手席に乗っていた25歳の男性が、足の骨を折る大けがをしました。事故の影響で、延岡道路は、石田町から大貫町までの区間が、一時、全面通行止めとなりましたが、約4時間後に解除されました。現場は、急な左カーブで、警察では、トラックのスピードの出し過ぎが、事故の原因と見て調べています。
今年度の花の女王に、実業団ソフトボールチームの元エースピッチャーがいます。17日は、その花の女王が、都農町でキャンプをしている元チームメイトのもとを訪れ、県産品を贈りました。都農町でキャンプ中の島根三洋電機女子ソフトボールチームを訪れたのは、花の女王の馬場沙織さん24歳です。実は、馬場さん、去年10月まで、このチームのエースピッチャーとして活躍。174センチという長身を生かしたピッチングで、あの上野投手と投げ合ったこともあるんです。17日は、花の女王として、元チームメイトに、県産品の日向夏と完熟きんかんをプレゼントしました。(完熟きんかんを渡す馬場さん)「皮ごと食べて下さい。種はだして下さい」久しぶりに再会した馬場さんに、元チームメイトの反応は?(元チームメイトは)「元々きれいな方だったんで、もっと美人になってびっくりしました」「私同級生なんですけど、久しぶりに会えてうれしいのと、さらにきれいになってうらやましいです」この後、選手時代に使っていたグローブとシューズを身に着け、久しぶりにピッチングを披露しました。(馬場さん&元チームメイト)「久しぶりで緊張しました」「もっと頑張って一部(リーグ)にあがっていただいて、またお会いするときには、一部(リーグとして)で差し入れしたいと思います」実業団のエースピッチャーから、花の女王に転身した馬場さん。これからは、花の女王のエースとして、観光宮崎を引っ張ります。
WBCワールドベースボールクラシックの第2ラウンド、16日キューバに快勝した侍ジャパンは、18日、準決勝進出をかけて、宿敵、韓国と対戦します。松坂投手や日向市出身の青木選手などの活躍で、16日キューバに快勝した侍ジャパン。17日は、18日の韓国戦に向け、軽めの調整を行い、先発が予想される日本ハムのダルビッシュ投手も、リラックスした様子で練習に臨んでいました。(ダルビッシュ投手)「最近調子がいいし、負けない投球をしたい」対戦相手の韓国は、16日のメキシコ戦で、3本のホームランを放ち、8対2で勝利しました。今大会3度目となる宿敵、韓国との対戦。18日、侍ジャパンが勝てば、準決勝進出が決まります。MRTテレビでは、韓国との試合の模様を、18日午前11時50分から、生放送でお伝えします。
宮崎市の中学校で、17日、卒業式がありました。このうち、広瀬中学校では、全校生徒で「第九」を熱唱し、門出を祝いました。広瀬中学校の卒業式には、3年生83人が臨みました。式では、森泰廣校長が、一人ひとりに卒業証書を手渡したあと、「困難をチャンスに変えて、人生を歩んでください」と、はなむけの言葉を贈りました。これに対し、卒業生を代表して、安藤伶旺さんが答辞を述べました。「これからは、自分の言動に責任をもち、生活を送っていきたいです。」この後、全校生徒が、心を一つに、ベートーベンの「第九」のハイライト、「歓喜の歌」を熱唱しました。広瀬中学校では、6年前から、この歌で、中学校生活を締めくくっています。今年度、県内では、1万1000人余りの卒業生が中学校を後にしました。
旭化成グループの高卒者の入社式が、延岡市で行われ、36人の新入社員が、社会人としての第一歩を踏み出しました。入社式では、旭化成延岡支社の水永正憲支社長が、代表2人に、辞令を手渡した後、お祝いの言葉を述べました。(旭化成延岡支社・水永正憲支社長)「経済社会は生きものです。非常に激しく変化します。しかし必ず乗り越える事はできます。様々な困難は必ず乗り越える事はできます。そのためにはみなさんの力が必要です」新入社員たちは、約2週間、研修を受けた後、それぞれの職場に配属されます。4月1日には、大学などの新卒者も、449人入社する予定です。
春の観光シーズンを迎えて、日南市の油津港には、クルーズ客約800人を乗せた、日本最大の豪華客船「飛鳥2」が入港しました。「飛鳥2」は、神戸港を16日出航して、2泊3日のクルーズの途中、日南市を訪れたもので、午前7時すぎに、全長241メートルの白い船体が現れると、宮崎民謡協会日南支部のメンバーが、「シャンシャン馬道中唄」などを披露して歓迎しました。そして、市の観光協会などから、末永守船長らに、花束や焼酎が贈られました。このあと、乗客たちは、日南市内の観光地を巡り、飫肥城では、早くも咲き始めたソメイヨシノに驚いた様子でした。(乗客は)「私、奈良から来たんですけど。奈良では、まだ全然、咲いてる感じなかったんですけど。」「こちらは、やっぱり暖かいから、早いですね」乗客たちは、日南めぐりの旅を楽しんでいました。
川南町などで行われている尾鈴地区畑地かんがい事業で、地元の農家が、県の事業の中止を求める異議申立書を、県に提出しました。提出したのは、事業の対象となっている、川南町尾鈴北第2地区の農家グループです。申立書では、必要な農業用水路は、すでに整備されており、新たな水利施設の設置は、税金の無駄であるとして、事業の中止を求めていて、地区の地権者の約7割にあたる137人が、反対しているとしています。また、17日は、事業の対象となっている都農町の農家も、事業の中止を求める請願書を県に提出しました。
えびの市では、12万本の菜の花が見ごろとなり、観光客らの目を楽しませています。えびの市の「グリーンパークえびの」では、市民や観光客に、憩いの場を提供していて、秋にはコスモスが、春には菜の花が咲き誇ります。花畑には、植えられた、約12万5千本の菜の花が、高さ80センチほどに咲きそろい、一面、黄色いじゅうたんが広がっています。2月、気温の高い日が続いたため、今年は、例年より2週間ほど早く菜の花が咲き始め、開花のピークは、今週末になるということです。「グリーンパークえびの」の菜の花は、3月下旬まで楽しめます。
宮崎市議会の市民経済委員会は、17日、市民みやざきが提出した、地域コミュニティ税の廃止条例案などについて、審議しました。この中で、議員からは、「使い道がはっきりしない」といった反対の意見や、「税の周知は図られている」といった賛成の意見が、多数出されました。地域コミュニティ税を巡っては、廃止を求める条例案のほか、反対の請願も2件提出されていますが、いずれも18日の委員会で、否決、または不採択となる見通しです。
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