出水市自治会連合会（戸崎繁会長）は１７日、医師不足に悩む出水総合医療センターに医師派遣するよう求める市民の署名約３万４０００人分を鹿児島県と、鹿児島大学病院に提出した。
　同センターの常勤内科医は、２００５年度は１０人だったが、現在は２人。４月から新たに１人の勤務が決まっているが、少なくともあと３人必要という。署名は（１）医師数減少は深刻で運営が危機的状況（２）施設は基幹、中核病院としての役割が大きい−と指摘。同連合会が、２月中旬から市民に呼びかけた。
　同日は、渋谷俊彦出水市長ら８人が伊藤祐一郎知事を訪問。戸崎会長は「軽症での夜間受診自粛など市民の意識も変わってきた。存続に力を貸してほしい」と訴えた。