*** 第3次世界大戦について

*** 概要 ***

1992年、または世界によっては1998年。
内政不安の続く北朝鮮が日本に宣戦布告。ロシアは動かなかったが、北朝鮮は九州に向けミサイルを発射、都市部に着弾する(核ミサイルかどうかは不明)。 それに呼応するかのように、九州沿岸に中国人民解放軍が上陸。民間人からの編成間もない自衛隊部隊が急襲され、多くの死傷者と捕虜を出す。 この事件を引き金に世界で第3次世界大戦が勃発。

市街地より始まった人民軍の侵攻は一気呵成に進み、西日本の大半が人民軍の支配下に。軍による虐殺・強姦も多数確認される。 米軍は安保に従い、「日本東部の安全を守る」という名目で横須賀から上陸(?)、日本政府中枢を制圧する。 ただし日本憲法上、軍部が直接統治することは出来ない為、暫定の特務政府が立てられ、滋賀県以東の日本国土を統治することになる。

日本東西が分割統治される形で戦闘行為は収まるが、西日本地区ではその後10年間、中国政府からの支配による苦渋の日々が続き、「死の10年」と呼ばれる。 板門店のような軍事境界線上の明確な施設等はもうけられず、協定のみ結ばれる。 冷戦構造が再び生まれ、国連はもはや機能していない状況である。

2030年時点でも、日本の分割統治は続いている。

*** 西日本での惨状 ***

  戦闘における被害、大規模な疎開による東日本および海外への人口流出、その後の時折発生した虐殺(居留民や在日朝鮮人による日本人殺害。居留民による日本国民の殺害は中国政府からの罰則が厳しかったので数は少ない) により、西日本における日本人の数が激減。中国政府により「日本女子は30歳までに3人以上の子供を産むこと」を義務付ける政策が実行される。 また、近親婚も解禁される。 一人っ子政策の逆バージョンともいえるもので、これに反した女性、出産能力が無いことが検査で判明した女性は施設送りにされ戻ってくる事はなかった。 やがて、女子は中学の間に一人、高校の間に一人、20歳までの間に一人子供を産むという事が西日本で半ば習慣化した。

日本人における所得や血縁による富裕層と貧困層の格差も著しくなっており、貧困層は居留民や在日朝鮮人からの格好の犯罪対象となっていた。 彼らは西日本の貧困層に対して「日本女子に子供を産ませる事だから、我々は正義だ」という曲解した建前を振りかざす事になり、 西日本で彼らから輪姦被害に遭う貧困層の女性が夥しい数にのぼった(富裕層に対しては中国政府からの庇護が厚かったので手を出せなかった)。

その乱暴のされ方は凄まじく、乱暴をされて殺されるか、あるいは自ら命を絶つ女性が続出し、 自警団と彼らとの抗争の頻発、または彼らから辱めを受けるくらいなら、と若い頃に近親による相姦で貞操を奪うような地獄絵図が西日本で常態化する。 富裕層はこういった悲惨な日常や犯罪とはほとんど無縁で、女性は若年のころから親戚同士で縁談を済ませて、中学の間に出産を一度済ませる、といった お決まりのコースが成立し、比較的平和な日々をすごす。

一部の日本人が武装蜂起した事は何度かあったが、例外なく鎮圧、粛清された。これも人口減の一因となった。 また、戦乱のさなか、大阪では配給食料に何者か(在日外国人とみられる)が放射性物質?を混ぜて地元民が1000人弱も死亡する悲惨なテロが発生した。犯人は結局捕まっていない。

*** その他の情報 ***

*** 世界ケース1 ***

人工生体の軍事転用が急速に研究されている世界。
人工細胞となる高分子のゲルを型に流し込む事で、サーバントという名前の人工生命を生成する技術。 各分子の物理状態で記憶を保持、または細胞が機能分化する。米軍での極秘研究が盛んに行われていた。 この世界では魂というものについての研究がまったく手付かずであるので研究は途中で行き詰っている。
この研究の第一人者が西日本で捕虜になっていたので、米軍との間で捕虜交換が行われる。

*** 世界ケース2 ***