熊本地方気象台は16日、サクラ(ソメイヨシノ)の開花を宣言した。13日の福岡に続き全国で2番目。平年より8日、昨年より6日早い。
気象台によると、2月の平均気温が平年より3・4度高い3月並の温かさとなったため開花が早まった。
熊本市は16日、最高気温が18・5度まで上がり、4月上旬の陽気となった。サクラの名所熊本城でもちらほらと咲き始め、観光客がカメラを向けていた。
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阿蘇地域の林では、野草のホソバナコバイモ(ユリ科)がかれんなつり鐘型の花を咲かせている。
ホソバナコバイモは高さ約15センチで、花は直径約1・5センチ。熊本が南限とされ、県の絶滅危惧種に指定されている。
毎日新聞 2009年3月17日 地方版