フィリピン空港であわや大事故、カップルが滑走路で車の練習

　［マニラ　１７日　ロイター］　乗客８０人が搭乗したフィリピン機が空港に着陸しようとしたところ、カップルが滑走路で自動車の運転練習を行っていたため衝突事故を起こしかけた。１７日付の複数の新聞が報じた。
　フィリピン・スター紙によると、同国中部レガスピ市にある空港で１４日、セブ・パシフィック航空機が着陸しようとしたところ、男女が乗った小型トラックが滑走路を横切ったため、同機は再び離陸した。
　小型トラックに乗っていたのは、地元航空当局者の息子とその交際相手で、運転の練習中だったという。
　同市のノエル・ロサル市長は、同紙に対し「ベテランのパイロットの機転が無ければ大惨事となっていただろう」とコメントしている。