経済 あなた発
体験、疑問、意見をお寄せ下さい
【政治】沈む『選挙の小沢』 全国行脚中断『酒飲まずに眠れぬ』2009年3月16日 07時01分 民主党の小沢一郎代表が西松建設の巨額献金事件での公設秘書逮捕後、次期衆院選に向けた全国行脚の中断を余儀なくされている。選挙対策の手腕に対する期待から、求心力を高めてきた小沢氏にとって、苦しい日々が続いている。 事件以降、小沢氏は記者会見などには積極的に応じる一方、選挙応援などは控えてきた。十五日、横浜市内のホテルでの新人候補の集会に出席し「お騒がせしてすみません」などとあいさつしたが、基本的には応援演説などは取りやめている。 小沢氏はこれまで、衆院選での政権交代に政治生命をかけるとして、選挙対策に取り組んできた。新人候補者の事務所を自ら、抜き打ちで訪ね、活動状況をチェックする全国行脚を続けてきた。 二月は福岡や大阪、千葉など、接戦が予想される選挙区を中心に遊説。三月中に候補者訪問の全国行脚を一巡する予定だったが、事件以降、取りやめている。 事件によって、選挙の顔としての小沢氏のイメージは大きく傷ついた。ある同党議員は自身と小沢代表が並んだポスターにはり替えようと、支持者宅を訪ねたら「小沢氏はちょっと」と敬遠された。ほかにも何軒か断られたことに「今までなかったことだ」と嘆く。 選挙対策に精力を注いできた小沢氏が皮肉にも選挙対策の足かせになっている面は否めない。小沢氏もストレスが相当たまっているようで、激励に来た中井洽衆院議員に「酒を飲まずに眠れるか」とぼやいた。側近議員からは「気持ちが途切れてしまわないか心配だ」と懸念も出ている。 (東京新聞・後藤孝好)
|