病院急行中摘発「免許取り消し不当」 東北大医師が提訴患者の症状悪化で病院に急行して速度違反で摘発され、免許取り消し処分を受けたのは不当だと、東北大病院の30代の男性医師が16日までに、宮城県に処分の取り消しを求める訴えを仙台地裁に起こした。訴えによると、男性医師は昨年9月、応援診療で赴いた仙台市の病院で、東北大病院で担当する患者の症状悪化の連絡を受けた。東北大病院に車で戻る際、青葉区川内の市道で制限速度を56キロ超える時速96キロで走行して県警の摘発を受け、累積違反点数が15点を超えたため、免許を取り消された。 警察庁は通達で、急患往診などのやむを得ない事情があり、速度超過による危険性も低い場合、免許取り消しを180日間の免許停止に軽減すると指導しており、男性医師側は「前後に走行車がないなど危険性は低かった。取り消し処分により、郡部への応援診療に支障が出ている」と主張している。 県公安委は今年1月、男性医師の異議申し立てを受けたが、理由がないとして棄却している。
2009年03月17日火曜日
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