2月定例県議会は16日、本会議を開き、総額8322億円の09年度一般会計当初予算案や県立5病院の地方独立行政法人化など69議案を可決した。
独立行政法人化については、共産党県議団やトライアル信州が「議論が拙速で強引。県民や病院職員にも不安が広がっている」として反対。しかし、「地域の医療を守るためには導入が必要だ」として、自民党県議団や「改革・緑新」などが賛成し、可決した。
また、トライアル信州の今井正子氏が、西松建設問題に絡み知事側近の県職員が自殺したことについて、村井仁知事に真相究明と説明責任を求める動議を提案したが、反対多数で否決された。【神崎修一】
毎日新聞 2009年3月17日 地方版