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笑って・怒って・驚いて…日本女性ロボット開発 産総研

2009年3月17日8時7分

写真:驚き驚き

写真:怒って怒って

写真:モデル歩きも=いずれも産業技術総合研究所モデル歩きも=いずれも産業技術総合研究所

 日本人女性の平均体形をイメージしたヒト型ロボットを、つくば市の産業技術総合研究所が開発し、16日に公開した。「ほほ笑んで」「驚いて」「怒って」と指示すると、表情や動作で感情を表現。ファッションモデルの歩行データをもとにプログラムされており、モデル歩きもできる。

 同所のヒューマノイド研究グループが98年から研究しているロボットの改良形で、「HRP―4C」。「人体寸法データベース」の19〜29歳女性の平均値を参考に身長は158センチ、体重は43キロに設計した。顔の大きさや体形、関節の位置などもほぼ平均値にした。顔は目を大きく、鼻を小さくするなどアニメっぽい表情にしたという。開発費は約2億円。

 すでに23日に東京都内で開かれるファッションショーへの出演も決まっており、梶田秀司研究グループ長は「ショーなどエンターテインメント分野を中心に広めたい」と話す。

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