ニューヨーク(CNN) ねずみ講に似た巨額投資詐欺で昨年逮捕された米ナスダックのバーナード・マドフ元会長の弁護団の1人リー・ソーキン氏は10日、CNNに対して、元会長が今週中に罪状を認める意向だと語った。
元会長は証券詐欺など11件の罪状で訴追された。有罪となった場合は、最大150年の実刑が言い渡される可能性がある。
検察当局は、元会長との司法取引は行われていないと強調。元会長の弁護団はCNNに対し、司法取引について政府側と協議したことを明らかにしていた。
法廷文書によると、マドフ元会長の投資会社は昨年11月末日現在、顧客4800人の口座残高が総額648億ドル(約6兆4000億円)とされていたが、実際の残高はそのわずか一部だったという。元会長は罪状認否のため、12日に出廷する。