創刊29年の老舗アニメ雑誌「ファンロード」(大都社)が14日発行の4月号で休刊したことが明らかになった。5月号からは、編集担当の銀英社が運営する携帯サイト「ファンロード・モバイル」で読者投稿を受け付けるほか、他の出版社での再開についても検討しているという。
「ファンロード」は、80年創刊の月刊アニメ雑誌。読者投稿を主体とした独特の作りに定評があったが、発行元ラポートの倒産によって、銀英社が04年から発行元を大都社に移し刊行を続けていた。4月号は5万部を発行した。
大都社によると、休刊は昨秋から紙の価格が上昇したことに加え、金融不況によって広告が入りづらくなったことが理由といい、部数の急激な落ち込みが原因ではないという。【立山夏行】
2009年3月16日